あの日から
1ヶ月がたった
お母様
お母様
○○
私はもう
お母様に従うことしか
出来なくなっていた…
何をしても楽しくない
美味しくない
寂しい
治くん…大丈夫かな
ぼーっとしたとき
毎回治くんのことを考えてしまう
○○
○○
連れてこられたのは
冬弥のところではなく
カフェだった
そういうとメイドは席を外した
急にカフェなんて…
どういうつもりなのかしら
すると後ろから
冬弥
○○
後ろを振り返ると
桜子
○○
○○
桜子
桜子
○○
私は桜子とハグをした
桜子
桜子
○○
○○
冬弥の方を見ると
私たちを見て微笑んでいた
冬弥
○○
○○
○○
冬弥
○○
冬弥
私が少し笑うと
冬弥
冬弥
○○
お父様
○○
○○
なんで…お父様がここに?
しばらく仕事が忙しいって…
○○
お父様
お父様
お父様
冬弥
冬弥
そういうと
桜子と冬弥は席を外した
…え、なんで二人共いなくなるの
嫌だよ…
お父様と二人きりなんて、怖い
お父様
○○
お父様
お父様
お父様
お父様が発したのは
意外な言葉だった
○○
父は普段から
私には干渉しない
なんにせよ仕事が1番だからだ
私に何があろうと
助けも心配もしない
そう…思っていた
お父様
○○
お父様
お父様
お父様
お父様
○○
お父様
お父様
やっぱりお母様が全部組んでたのね
お父様
お父様
○○
お父様
お父様
お父様
○○
お父様
お父様
お父様
お父様は淡々と言った
でも…私には全て伝わった
涙が
止まらなかった
お父様
お父様
お父様
お父様
○○
お父様
お父様
私は…驚いた
今まで気が付かなかったこと
諦めかけていた
お母様が絶対だと思っていた私に
お父様は今
手を伸ばしてくれている
お父様
お父様
お父様
○○
私は答えられなかった
恥ずかしかったわけじゃない
なぜか
分からなくなってしまったから
お父様
お父様
○○
○○
そう言って左腕を強く握った
お父様
お父様
○○
お父様
お父様
自分の人生…
お父様と話したあと
1人で散歩がしたくなった
○○
私は今まで
敷かれたレールに乗ってきた
自分で決めたことなんて
ほぼない
初めて決めたのが
治くんと、付き合うこと
そして反抗もした
この1年で
色々なことがあったな…
私が歩いていると
目の前に人がいることに気が付かず
ぶつかってしまった
○○
顔を上げると
遥
遥
○○
○○
遥
遥
そういうと遥は照れくさそうにする
○○
遥
遥
遥
○○
○○
遥
遥
遥
○○
遥
○○
遥
遥
遥
遥
○○
そういうと
私たちは顔を合わせて笑った
遥
○○
遥
遥
○○
遥
遥
遥
○○
遥の顔見ると…真剣だった
遥
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
○○
遥
遥
遥
遥
遥
遥
遥
その過去をもつ遥からの言葉だった
○○
○○
きっと私の心は
もう
壊れているのかもしれない
あんなに幸せで…見たかった治くんの顔が
思い出せない
どんな顔して笑うんだっけ
キスをしたらどんな反応をするんだっけ
何をしたら…嫉妬しちゃうんだっけ
○○
○○
遥
遥
○○
遥
遥
遥
すると遥は勢いよく
私の腕を引っ張った
○○
○○
○○
私は息を切らしながらベンチに座った
遥
○○
○○
○○
遥
遥
遥
遥
遥
○○
すると後ろから足音がした
遥
○○
治
治くんは
私を見つけると同時に
私を引き寄せた
○○
治
治
○○
治
○○
○○
治
治
治
治
治
○○
治
○○
治
治くんの目は冷たかった
○○
治
治
治
治
○○
○○
○○
治
○○
私は深呼吸をし
この1ヶ月のことを話した
治
治くんはため息をついてからそういった
治
治
治
○○
正直迷ってる
でも…
もう治くんの前では
嘘なんかつきたくなかった
○○
○○
治
治
治
○○
私は最後の…
覚悟を決めた
○○
治
私は立ち上がって
その場を離れようとした
○○
治
○○
○○
治
私は治くんにキスをした
治
○○
○○
○○
治
○○
私はそう言い残し
その場を去った
家のリビングへ行くと
お母様とお父様が座っていた
背筋が凍るような雰囲気
息をするのも苦しい
1番最初に口を開いたのは
お母様
お母様
お父様
お母様の問いかけに
お父様は冷静に返す
お母様
お母様
お母様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お母様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
○○
私は唇をグッと噛んだ
お母様
お父様
お父様
お父様
お父様
お母様
お母様
お母様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
私はハッとした…
今まで誰も見てくれてないと思っていた
お母様
お母様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お父様
お母様
お父様
お父様
お父様
お母様は俯いている
お父様
お父様
お父様
そう言ってお父様は立ち上がった
○○
お父様は家を出て
私とお母様が残った
○○
するとお母様は
私を無視して立ち上がった
…結局
こうなる
お母様
○○
お母様
お母様
○○
お母様
お母様
お母様
お母様
お母様はそう言って
私の目を見た
初めて
お母様の顔を見た気がした
○○
お母様
お母様
お母様
お母様
お母様
お母様
そう言い残してお母様は出ていった
○○
1週間後
私は治くんに会った
刺青はと言うと
羽を付け足した蝶々だけ
残してもらい
それ以外は跡形もなく全て消した
○○
治
すると前から
治くんが走ってきた
○○
治
治
治
○○
○○
治
治くんは私の横に座った
久しぶりの感覚だった
ずっと求めていた…この感覚
私は空を見つめながら
昂ってる感情を抑える
治
治
心配そうな顔で
こちらを見てきた
○○
○○
○○
治
○○
私がそう言って笑うと
私の頭を治くんは
わしゃわしゃとやった
○○
○○
治
治
治
○○
○○
○○
○○
治
治
○○
治
治
治
○○
治
治
治
治
○○
治
治
治
そう言って私の方を見てくる
○○
○○
治
私がそう言うと
私からではなく
治くんからキスをしてきた
○○
治
治
治
○○
初めて治くんから…
治
治
治
そう言ってから
治くんは私に笑った
誰が…怒るのよ
こんな人を
私はクスッと笑ってから
立ち上がった
○○
○○
治
そして私たちも3年生になって
月日は巡り
卒業式を迎えた
○○
治
治
○○
治
○○
○○
あれからも私たちは
付き合ったまま
時を一緒に過ごした
とても1年が早く感じた
それはきっと…
私は横にいる治くんに視線をやる
治
○○
治
治
○○
治
治
治
治
そう言って顔を近づけてきた
○○
治
治
○○
治
すると
治くんの後ろから
ドロップキックが飛んできた
治
治
侑
侑
侑
そう言いながら
侑くんは豪快に笑っている
治
角名
角名
角名くんが回収にやってきた
この1年間
変わったこともあったけど
変わらなかったことも沢山あった
○○
角名
○○
侑
○○
○○
私がそう言うと
侑
侑
角名
角名
治
そう言うと
治くんは2人を追い払った
○○
○○
治
○○
治
治
私は不覚にも想像してしまった
○○
治
私は遠くにいるお父様を見た
○○
○○
○○
○○
治
○○
○○
○○
治
治
治
治
治
○○
○○
○○
治
治
○○
治
○○
治
○○
○○
治
治
治
私がバシッと殴ると
治はヘラヘラ笑った
こうして…
私と治の高校生活は
終わりを迎えた
だけど、これは終わりじゃない
これは2人の
新しい未来の始まり
END
宮治編!
終わりました〜!!
かなり長かったよね笑笑
でもすごい楽しかった
それじゃあ
また次の私の作品で
コメント
6件
ねぇ最高作品!!!!次も楽しみ!!
やばい! 良すぎる!! 良ければ番外編待ってます🎶 治たちの将来...とか?笑
最高でした😭ほんとに大好きです!!新作も楽しみにしてます!