テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

sha

…んー、…眠いな。

担当患者の居る207までに 足を早めて向かう。

ちゃらちゃらと、名札に付けた 患者が作ってくれたキーホルダーが 擦れる音が強く鳴り響く

今日は、どっちの性格なんやろうなぁ

なんて考えていると、病室につき ガラガラとドアを開けて彼の姿をみる

sha

だーいせんせ。

ut

…ん?なぁに?シャオちゃん

sha

そろそろ交代や。

sha

ロボロくんも久々に俺以外と話せて良かったやろ?

rbr

おん!!!

そうロボロが言うと少し眉を顰める 大先生

今日のお前は、何も知らないお前か。

ut

…じゃあね。ロボロくん、シャオちゃん

rbr

?…じゃあね!!

大先生を見送ったあと、 2人でお話をする。

sha

…あの人大先生って言うんよ。

sha

あ、今度彼奴が担当しとる患者さんに会いにいかん?

rbr

おん!…大先生の患者さん会い行きたいわ!

sha

そうやね。

rbr

…あ!!そーや!

rbr

シャオロンせんせ!これ!

渡されるのは、レジンで作られた 豚さんのキーホルダー

sha

お、…ありがとぉ、

そのキーホルダーを 自分の名札に付ける。ジャラジャラなるそれは何時まで増えるのかな。 なんて思いながらも、彼との思い出をずっととっておきたいとそう思った。

sha

ロボロくん。

rbr

ん、なんや?

sha

そろそろ俺は、仕事があるんよ

sha

やから、また後ででええ?

rbr

…ぉん。

分かりやすくしゅんと 小さくなる。犬かよ、…なんて思っていると、ふと声が聞こえてくる。

rbr

なぁ、シャオロンその前に少しええか?

sha

…んぉ、…急やな。ロボロ

rbr

シャオロン、お願いがあんねん。

sha

なんや、言うてみぃ?

rbr

……皆とまたおりたい。

rbr

こんなおかしくなった俺やけど、…でも

rbr

また皆とおりたいねん。…

sha

…俺もその思いは一緒や、

sha

ロボロ、お前はあの時から変わっとらん

sha

可笑しくなってもない、

sha

あの時から変わったんは世界や。

rbr

……シャオロンせんせ?なんの話?

いつもお前は急に変わるよな。 ほんま、…。驚くんよ。

sha

…んーん、何でもないわ。

sha

そんじゃ、また後でな

rbr

また後で!

sha

彼奴の病は、精神的なもん。 解離性同一性障害。所謂二重人格とか言うやつやな。ひとつの体の中に ふたつの心がある。 片方は、ロボロ。片方はロボロくん。 どちらとも、彼なのだ。

……ロボロは、あの時…。

gr

シャオロン。

考え事をしていると話しかけられる

sha

…んぉ、…グルッペン。

gr

…3つ先の満月の日に皆で集おう

sha

…ん、分かった。

sha

…あ、グルッペン

gr

なんだ?

sha

…俺さ、……皆でシェアハウスしたい。

gr

…考えておく。

sha

…ありがと、

皆でまた、…集まって、 わちゃわちゃして、…そんで、 楽しめれたらそれでええんや。俺は

桜満ちるあの頃にまた生きられたなら

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

163

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚