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s i d e も も
都内某所の × × × にて
も も
望 々
私と彼女は 密談を交わしていた
も も
望 々
その黒い髪を靡かせて
口角を上げる ビジネスパートナー
望 々
も も
考えてみても 思いつかない
仕事はできるし 力だってある
も も
望 々
私の言葉を遮って
私の目を 覗き込みながら
望 々
望 々
も も
初耳な彼女の兄の 名前を口にした
望 々
望 々
望 々
ニヤリと笑う 彼女の顔は
心底 楽しそうだった
s i d e 武 道
武 道
直人と話し込みすぎて 帰りが遅くなってしまった
時計を見ると 日付が変わる二十分前
武 道
クリスマスイヴまで あと数十分
すっぽかしてたら ヒナが拗ねてしまう
クリスマスイブも 不機嫌なのは嫌だなんて
慌てながら 暗闇を走る
するのその時
武 道
呼び止められて 振り向くと
ビリ ビリ ッ
武 道
痺れるような 感覚がして
俺の視界は 暗転した
s i d e 春 千 夜
春 千 夜
夢 叶
春 千 夜
煌々としたビル街の中
目を腫らしてるくせに 強がる彼女
俺が泣かせたなんて 首領にバレたら
物理的に首が飛ぶだろう
夢 叶
春 千 夜
夜明けを乞う程 仄暗い夜に
溶けてしまいそうな 手のかかる部下へ
どういう言葉を 掛けるべきか
春 千 夜
春 千 夜
夢 叶
俺には まったく分からなかった
s i d e 夢 叶
春 千 夜
春 千 夜
そう言いつつ 自室の扉を開ける上司
何事もなかったフリをして 会釈しその場を去っていく
バタ ン ッ
夢 叶
夢 叶
赤く腫れた目は隠して
部屋へと 足を早めた
ハンガーにかかった まだ温かい上着
仕事用のデスク
何の変哲もない 私の部屋で
夢 叶
大きな溜め息を 一つ吐き出し
机の上に パソコンを広げる
夢 叶
気合いを入れ直し 仕事を再開
しようとした その時
ヴー ヴー
夢 叶
夢 叶
夢 叶
送信者不明の メールが届いた
拝啓 花垣 夢花 サマ
愛しのお兄サマを 返して欲しければ
今から × × 区の × × 駐車場へ いらしてください
敬具
夢 叶
花垣 武道を 返して欲しければって
どういう事?
お兄ちゃんは?
今無事なの?
夢 叶
夢 叶
きっとこんなの 誰かの悪戯だ
真に受ける必要はない
そう頭では 理解してるのに
夢 叶
動き出した体に 歯止めはきかなかった
夢 叶
そうして着いたのは 東京外れの廃駐車場
夢 叶
コンクリートに 私の声が反響する
それと 同じ瞬間
そこに
夢 叶
私の目線の すぐ先に
夢 叶
望 々
かつての同級生が現れた
夢 叶
望 々
望 々
目を細めて微笑む 変わらない彼女に
あの日々が 脳裏をよぎる
夢 叶
そんな悪夢を振り払い
彼女の方へ歩み寄る
夢 叶
夢 叶
待って
久しぶりって何?
貴女の中じゃ 私は死んでるはずじゃ
望 々
望 々
夢 叶
頭が追いつかない
呼んだのは望々ちゃん?
じゃあお兄ちゃんは?
一体どういう事?
望 々
望 々
望 々
夢 叶
きっと これはの夢だ
悪夢の続きでも 見てるんだ
望 々
望 々
それだけ言って 踵を返す望々ちゃんに
夢 叶
手を伸ばして 追いかけると
望 々
望 々
望 々
望々ちゃんは
スマホの画面に 目を瞑った
お兄ちゃんの写真を 見せて
夢 叶
望 々
望 々
それだけ言って そのまま去っていった
私は一人 取り残されたままだった
♡ 2000
コメント
22件
そらァー! 新作出てたとか知らーん!ꉂ🤣𐤔 まだ続きあるし! まだ全部読めてないんだけど???💦 ( ´△`)アァ-⊂’・д・`⊃もーナンデー💦😭 ⬆すみません、そらに切れてる訳じゃなく、続編出てたことに気づかず、読めなかった自分【𝓡𝓮𝓷】にキレてます(* 'ᵕ' )☆✋
いや、ホントに神ですかねぇ