TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

俺には双子の兄がいた

兄はいつも感情で動いていた

天然であほで仲間想いで、

みんなから愛されていた

でも、兄は屋上から落ちそうになった女子生徒を庇って事故死。

そう、聞かされた

でも知ってる

だからさ、復讐するんだ。

あいつらに…。

岡野 遊真

みはねさんいますか?

坂田 みはね

誰?

坂田 みはね

遊真は死んだよね…?

岡野 遊真

双子の弟の広です。

岡野 遊真

少し聞きたいことがあって

坂田 みはね

あー、遊真がよく話してくれた子か!

岡野 遊真

そうなんですか?、笑

坂田 みはね

で、聞きたいことって?

岡野 遊真

兄の死についてです

坂田 みはね

聞かされてない…?

岡野 遊真

はい、事故死としか

坂田 みはね

そっか、

坂田 みはね

あの日はね…。

授業が始まる10分前の昼休み時間

遊真のクラスメイトである見野 飛鳥はクラスでいじめられていた。

いじめA

飛鳥、はやく飛び降りろよ

いじめB

はーやーくー。

見野 飛鳥

え、

見野 飛鳥

やだ死にたくない

いじめC

あんたなんていない方が楽しいんだけど笑

いつものようないじめは今日の日に限って冗談でも笑えないほどだった。

前々から遊真はいじめられているのを見れば止めていたが、今日は気づくのが遅かった。

岡野 遊真

あれ、見野は?

友人

知らね

友人

また…か?

岡野 遊真

くそっ、

友人

止めても行くんだろー?

友人

しゃーねぇなぁ

そう言って2人は目撃情報のある屋上へと走っていった。

いじめC

はやく飛び降りてー

いじめB

遊真くん、今日は見つけられないんじゃなーい?

見野 飛鳥

岡野は、関係ない。

いじめA

ほんとにー?

いじめC

じゃああんたがいなくなったら次の標的、あいつだね。

見野 飛鳥

え、

見野 飛鳥

だめ!!

いじめB

なら今すぐ飛び降りてよ

いじめB

そしたらいじめないからさー。

岡野 遊真

お前ら、何してんだよゲホゲホ

友人

カッコつかない登場かよ笑

岡野 遊真

うっせ/////

見野 飛鳥

岡野…。

見野 飛鳥

いつも助けてくれてありがとね、友人くんも

岡野 遊真

え?

見野 飛鳥

飛び降りればいいんだよね?

いじめA

え、あ、うん

岡野 遊真

は?

岡野 遊真

おい

友人

何考えてんだよ!?

その日は見野の誕生日。

いじめC

ほら、これあげるよ、お誕生日おめでとう

そう言って渡したのは白のチューリップ。花言葉は失恋。

見野 飛鳥

…っ。

岡野 遊真

やめろ!

見野 飛鳥

ごめんね…大好きだよ、
ボソッ(さよなら)

友人

あっ

見野 飛鳥

…え?

次の瞬間には見野の体は屋上に戻されていた。

いじめB

嘘…でしょ?

いじめA

え、遊真くん!?

いじめC

どうしよ、

見野を引き戻した時の反響で遊真が逆に落ちていったそうだ。

坂田 みはね

これが、いじめっ子本人に聞いた話。

坂田 みはね

それでね、見野は自殺したの

坂田 みはね

遊真を殺したやつの血を使ってチューリップを赤に塗るために

坂田 みはね

復讐するために

岡野 遊真

そうだったんですね

岡野 遊真

でも

坂田 みはね

次はあたしの番よ

坂田 みはね

ほんとにいなくなるなんて

坂田 みはね

遊真のことが好きだったのに

岡野 広

大丈夫ですよ

坂田 みはね

え、なんで…ここに?

岡野 広

さて?

岡野 広

どうしてでしょう

岡野 広

赤にぬるまではまだ少し色が足りないんですよね

坂田 みはね

ちょ、や

岡野 広

見野飛鳥は俺の恋人で、遊真は俺の兄だ

岡野 広

2人がいなかったら俺は今頃…

岡野 広

って、もう死んでますか?

岡野 広

友人さん、ありがと

友人

いえいえ、GPSつけただけよ?

友人

それにこいつには色々恨みあっからよ

岡野 広

恨み?

友人

こいつのせいで遊真、クラスでいじめられてたんだ

岡野 広

へー。

友人

あ、

岡野 広

友人

まだチューリップ赤に染ってないな

岡野 広

汚い赤ですもんね

岡野 広

次行きますか

この作品はいかがでしたか?

60

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚