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コメント
2件
ほんまにタイプすぎて死んだ...🥲 ガチ泣きしたのはじめてです、、、続きよかったら...!むりせず頑張ってください🥳
剣持刀也___嫌われ
注意 暴言・暴力表現〇 嫌われ、病み 口調曖昧 苦手な方は自衛お願い致します。
ちゅんちゅんッ( 鳥
鳥のさえずりとカーテンの隙間から差す日光で目を覚ます。
剣持
何気ないいつも通りの朝。 まだすこし薄暗く静かな部屋。 ベッドから体を起こし、天井に向かって大きく手を伸ばし背伸びをした。
今日は日曜日。つまり休日。 いつもは収録があり休日でもあまりゆっくり休めない。
だが今日は、久しぶりに収録がない休日。 特にやることもない。 強いていえば、咎人の配信がある。 それくらいだ。
ちゃんとした休日に晴れ晴れしながらも、スケジュールを確認する。 -------------------‐ 8月1日スケジュール。 咎人配信 -------------------‐
いつもよりも空白が圧倒的に多い。
剣持
普段は言わないような不満をボソッと呟いた。
コンコン( ドアをノックする音
伏見
ドア越しに相方の声が聞こえる。
剣持
伏見
剣持
ガチャ( 扉
扉の方を向くと彼と目が合った。
剣持
今にも瞼が閉じそうな目を擦り、挨拶をした。
剣持
伏見
いつも通り明るい挨拶。
伏見
剣持
しぶしぶとベッドから立ち上がりゆっくりと歩き出した。
伏見
剣持
朝食は彼が作った目玉焼き。
剣持
伏見
剣持
伏見
目を輝かせる彼が何故か愛おしく見えた。
剣持
伏見
音楽を聴きながら皿洗いをする。 この後何しようかな~、なんて。
呑気なことを考える。
すると急に電話がかかってきた。 誰からだろうか、
今僕の手は皿洗いで濡れているためガクくんに頼む。
剣持
伏見
剣持
伏見
剣持
ガクくんは僕のスマホを持ち、部屋を退出した。
水の音だけが響く部屋で黙々と皿洗いを続けた。
伏見
剣持
伏見
伏見
剣持
伏見
とつぜんの事務所からの電話。
何かあったのかなぁ、
少しだけ不安になりながら出かける準備を始めた。
剣持
剣持
伏見
伏見
剣持
ガクくんと行ってきますの挨拶を交わし、玄関の扉を開け外に出た。
ミンミーン ″𓆦″
剣持
今は7月。真夏だ。
気温は30度をこえる猛暑。
日陰のある道を歩いて行く。
剣持
僕は事務所に向かって小走りした。
剣持
事務所が見える。 あと少しだ。
剣持
やはり事務所の中は冷房がきいていて涼しい。
剣持
甲斐田
甲斐田
剣持
甲斐田
剣持
名前を呼ぶと彼の表情が一瞬だけ曇った。
甲斐田
剣持
いつもよりテンションが低い彼。 疑問に思いながらあとをついて行った。
甲斐田
扉を開けた瞬間、みんなの鋭い視線が僕に集まる。
剣持
剣持
怖い、 僕なんかしちゃったかな、?
怯えながら座っていると、事務所の扉が開き、加賀美さんが入室した。
加賀美さんの後ろには最近入社した女性スタッフが涙を流しながら椅子に腰掛けた。
女性スタッフ
加賀美
急に名前を呼ばれびくりと反応する。
剣持
加賀美
意味のわからないことを聞かれる。
どうして急にこんなことを聞くんだろ、
剣持
剣持
剣持
ゆっくり口を開き説明する。
すると.....
女性スタッフ
急に女性スタッフが大声で、僕が言ったことを否定した。
女性スタッフ
全く身に覚えがないことを口に出す女性スタッフ。
剣持
女性スタッフ
女性スタッフ
服の裾をまげ、腕に刻まれた大量の傷を他のライバーに見せる。
不破
甲斐田
叶
葛葉
女性スタッフ
女性スタッフ
助けを求める女性スタッフ。
剣持
剣持
女性スタッフ
僕の話なんか聞かず、やられてもないことを話していく。
剣持
どれだけ否定しても誰も聞いてくれやしない。
甲斐田
不破
加賀美
次々と社長たちから声があがる。
剣持
剣持
僕は何もしてない、
信じて欲しい、説得しなきゃ、ッ、
頭が真っ白になっていく。
剣持
剣持
不破
剣持
ふわっちの怒鳴る声が部屋に響いた。
不破
剣持
不破
不破
不破
剣持
葛葉
叶
葛葉
不破
ふわっちに胸ぐらを掴まれる。
剣持
怖くて怖くて仕方がない。
でも、無実ということだけは証明したい、
自分の目元を触ると濡れている。
僕泣いてる?
自分が泣いていることに気がついた瞬間、涙が溢れ出した。
剣持
不破
不破
甲斐田
加賀美
不破
剣持
涙が止まらない。
息がしずらい。
加賀美
加賀美
剣持
結局誰にも信じて貰えなかった。
活動休止か、
加賀美
剣持
ただ涙を流し、黙り込むことしか出来ない。
ここでちゃんと説明すれば、僕の無実は証明されるのかな、?
でも無理だ。
何も話せない。頭が回らない。
僕、剣持刀也はもう終わりなのかもな。
スタッフに手を出したなんて事が広まれば終わり。
考えれば考えるほど息苦しくなる。
もういいや、、
剣持
葛葉
ごめんなさい。
こんなに弱くて。
ちゃんとお話できなくて。
勝手に逃げちゃって。
ほんとダメだな。
僕。
剣持
剣持
苦しい。
息が出来ない。
剣持
剣持
剣持
溢れ出した涙が止まらない。
嫌だ。
配信、やりたい、
にじさんじやめたくない、ッ
どうすれば、いつも通りの日常に戻るのッ、
助けて。
悲しさと無実を証明できなかった悔しさに押しつぶされそうになる。
いつのまにか、僕はその場に座り込んでいた。
剣持
帰りたい。
体が重たい、
思うように動かない、ッ
誰か、、
ガクくん、、
剣持
足を引きずりながらゆっくり歩く
剣持
周りの視線が痛い。
今すぐにでもこの場から立ち去りたい。
剣持
顔が見えないよう俯きながら歩く。
樋口
剣持
タイミング悪、、、
剣持
樋口
樋口
樋口
剣持
剣持
葛葉
葛葉
剣持
必死に名前を呼ぶ葛葉。
無理、ダメだ、
逃げよ、
剣持
樋口
剣持
葛葉
葛葉
樋口
剣持
よかった、逃げれた。
剣持
さっきのことを思い出そうとすると、自然と目に涙が滲む。
ガクくんに迎え来てもらおうかな、、
迷惑かな、、
今の僕はもう歩けそうにない、
剣持
スマホを取り出し電話をかける。
剣持
ぴろんッ( スマホ
剣持
伏見
剣持
伏見
安心する、彼の暖かい声。
剣持
あ~あ。
涙出ちゃった。
我慢しようと思ったのに、、
感情には逆らえないみたい、、ッ、笑
伏見
伏見
戸惑った様子で話すガクくん。
剣持
剣持
伏見
伏見
剣持
伏見
伏見
剣持
ぷつッ( スマホ
剣持
小さくため息をつき、壁にもたれかかる。
剣持
ぽつ、ぽつッ( 雨
剣持
剣持
僕の今の気持ちを表すかのように雨がぽつぽつと降り始める。
頬に雨水が滴り、地面に滲む。
ガクくんが来るまで、その様子をじっと眺めた。
伏見
剣持
見上げるとガクくんの顔が見えた。
剣持
座り込んでいる僕の頬を優しく触る。
頬を触る彼の手がすごく暖かくて心地よい。
伏見
伏見
伏見
ボロボロな僕に優しく手を差し伸べてくれた。
剣持
静かに返事をし、彼の手を握った。
そっと包み込むように握り返してくれる彼。
なんて優しいんだ。
優しく暖かい救いの手。
今の僕は、この温もりが大好きだ。
家に帰ってきてから30分経った。
長い沈黙が続いている。
なにか話そうとしても、話しかける元気が無い。
ただ僕を抱き締め、撫でてくれるガクくん。
メンタルも体も少しボロボロになってしまった僕。
ガクくんの優しさにほのぼのする。
でも、あの事を聞いたらガクくんも離れていっちゃうのかな?
「見損なった。」、「そんなことするなんて。」って言われちゃうのかな?
それとも、僕を信じてくれるのかな、?
ガクくんにだけでも信じてもらいたい。 ちゃんと話さなきゃ、
剣持
剣持
伏見
剣持
説明したい。 でも言葉が詰まってしまう。
剣持
伏見
剣持
剣持
剣持
剣持
上手く説明出来ない。
どうしよう。 もう無理なのかな。
信じて貰えずに終わるのかな、
剣持
剣持
剣持
剣持
剣持
分からない、
なんて説明しよう、
どうすればッ、
パニック状態で必死にガクくんに説明する。 伝わってるかな、
剣持
伏見
無言の彼。
僕、終わったのかも、
覚悟しながらもガクくんと目を合わせると、
剣持
僕の目の前には涙を流す彼。
何が起こったのか全く分からない。
伏見
剣持
剣持
伏見
剣持
剣持
他の人は僕の話を聞いてくれなかった。
でも、ガクくんは違う。
話を全て聞いてくれる。
伏見
涙を流す僕をそっと撫でてくれる。
あぁ、この時間が永遠に続けばいいのに。
伏見
剣持
怖い。
あの件をリスナーはもう知っているのか.....
知っているのなら、僕は酷く批判されるだろう。
剣持
普段楽しみながらやっていた配信。
こんなに怖いと思ったことは無い。
伏見
伏見
剣持
ガクくんが慰めてくれた。
剣持
剣持
彼の優しさに甘えながら配信を始めることにした。
リスナー) イェア!✌️ リスナー)イェア✌️ リスナー)イェア!!✌️
伏見
伏見
剣持
剣持
伏見
リスナー)遅いじゃねぇか剣持 リスナー)遅い。待ってたぞ。 リスナー)アゴ元気ない? リスナー)剣持テンション低くね? リスナー)ガクくんー!剣持元気なさそう
剣持
剣持
リスナー)いつも通りか リスナー)気のせいか
剣持
勘のいいリスナーだな、少し戸惑いながらも
適当に誤魔化す。
疑われないようにいつも通りの自分を演じる。
剣持
伏見
伏見
リスナー)おぉ! リスナー)人気のやつ
剣持
伏見
伏見
剣持
リスナー)ガクくん怖がって無さそう リスナー)ゲーム音下げろ剣持。 リスナー)普通にこのゲーム怖...
剣持
何故だろう。
いつもと同じ配信のはず、
なぜか、強い口調で話すリスナーに恐怖を覚える。
伏見
リスナー)ガクくんごめんありがと。 リスナー)剣持かと思ってた。 リスナー)ごめんな
剣持
リスナー)剣持? リスナー)アゴ静かだな リスナー)剣持ー?
伏見
剣持
伏見
剣持
伏見
リスナー)どうした? リスナー)大丈夫か? リスナー)休めよ剣持。
リスナーからあがる心配の声。
剣持
リスナー)え、 リスナー)剣持...どうした? リスナー)剣持じゃない?
剣持
つい思ったことを口に出してしまった。 いや、出てしまった。
剣持
剣持
剣持
伏見
剣持
伏見
1時間後
伏見
剣持
リスナー)面白かった リスナー)怖がってるアゴかわい リスナー)咎人てぇてぇ
剣持
活動休止、、伝えないと、
伏見
リスナー)お、なんかあるのか? リスナー)なんだ?
視聴率が一気に上がる
みんな見てる、怖い、
これが、最後か。
最後の配信。
剣持
はぁ、言っちゃった。
もうあのころには戻れない。
もっと配信したかったな、
マリカ杯頑張りたかった、
リスナー)は? リスナー)え、? リスナー)ガチ? リスナー)なんで、
剣持
剣持
リスナー)は、、?ぇ、 リスナー)嘘だろ..... リスナー)嫌だ、
剣持
剣持
剣持
伏見
リスナー)やだ、剣持、 リスナー)待てよ剣持、夢だろ?
夢、か。
これが夢だったらどれだけ幸せなことか。
全部全部、夢だったらいいのに、、
剣持
伏見
伏見
剣持
剣持
剣持
僕は暗く低い声で囁く
伏見
伏見
剣持
僕だって、諦めたくない、
でも、もう手遅れなんだよ
剣持
剣持
細い声で自分の心の声を口に出す。
伏見
伏見
どんな時でも前向きな彼。 凄いな。
前向き、ポジティブって大事なんだな。
僕にもその能力があればいいんだけど、
剣持
裏切られたくない。
嫌われたくない
僕、人間不信なっちゃったのかな、?
伏見
伏見
真剣な声と表情で話している。 偽りがなさそうな彼。
ガクくんなら大丈夫かも
剣持
伏見
あ~。 この人は眩しいな。
太陽みたい。 暖かくて優しい。
剣持
伏見
剣持
今信じられるのはガクくんだけ。
彼ならきっと、僕の未来を変えてくれる。 そう信じてる。
頼りにしてますよ。伏見 ガク。
下手でごめんなさい、
にじさんじ書くの慣れてなくて、口調が全然ちがうかもです、
是非コメントで口調など教えてください
よろしくお願い致します
投稿頻度は🐢以下です
ある程度ハートたまったら書くので、ご理解いただけると幸いです
ありがとうございました。