この作品はいかがでしたか?
41
この作品はいかがでしたか?
41
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
1月29日
先生が助かる方法が 一つだけあると言った
その方法は移植手術
心臓のドナーを探して 移植する
でもその提供した ドナーは死んで しまうらしい
私の心臓が遥歩の ドナーに適応した
だから私はドナーに なると決めた
お母さんと お父さんは 全力で反対した けれど…
私にできることは それしかない
遥歩をあんな目に 合わせたんだから…
遥歩
遥歩
遥歩
遥歩
遥歩
遥歩
1月30日
どうやら今回の 移植手術は 法に触れてしまう らしい
先生はそれを望むなら 覚悟をするといった
私ももう後には 引けない
遥歩にせめてもの 償いをしたい
だから私もそれを 望んだ
手術日は明日1月31日
遥歩の誕生日
遥歩を生かすんだ
私の分まで
遥歩
遥歩
1月31日
今日がその手術日
遥歩が思い出して 後悔しないように 写真を全部切り取った
本来ならこれも 捨てないと いけないのに…
自分から遥歩に 思い出させない ようにって言ったのに
私は遥歩に思い出して 欲しいのかな
じゃなかったらこんな 文章書かない
遥歩
これを見てるなら 鍵付きの棚を 開けてみて
多分それでほとんどの 記憶を思いだすと
思うから…
遥歩
遥歩
遥歩
遥歩
遥歩
遥歩
全部思い出した
お姉ちゃんと一緒に遊園地で 遊んだこと
友達の家へ一緒に泊まったこと
遅くまでゲームして 怒られたこと
思い出した瞬間目から 涙が止めどなく流れて アルバムを濡らした
まるで埃まみれのアルバムを 洗うように
お母さん
遥歩
お母さん
お母さん
お母さん
遥歩
お母さん
お母さん
遥歩