TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

石ころ屋

一覧ページ

「石ころ屋」のメインビジュアル

石ころ屋

2 - 第1話 前編 「子供売ります!」

♥

39

2022年11月08日

シェアするシェアする
報告する

少女

(…お腹すいた…)

少女

(今日も誰も来なかった…)

クソ母

テクテク

少女

(あ、おかーさんだ…)

クソ母

…あんた、いつも売れないわよね

少女

ごめん…なさい…

クソ母

まぁいいわ

クソ母

どうせ不良品のガキよ

少女

クソ母

それじゃあ私はお腹すいたから家帰るわ

クソ母

テクテク

少女

(やっぱり私は不良品…)

少女

(何してもダメなんだ…)

少女

(…こんな生活いつまで続くの…?)

びっくりするほど店内です(?)

サディ

最近あんまし客来ないな…

サディ

せっかくめっちゃ綺麗な石あるのになぁ…

郵便屋さん

お届け物でーす

サディ

はーい今行きまーす

郵便屋さん

これですね〜

サディ

あざっす

サディ

…んだこの手紙

中を見る

サディ

…は?

子供売ります! 不良品ですが、是非買ってください! ご購入頂いた後は何してもOK 詳細は暗闇番地まで!

サディ

なんこれキッモ…

サディ

絶対イタズラだわこれ

ガチャ(ドアが開く)

サディ

…!

サディ

いらっしゃーい!

サディ

って、お前だったか

サレーノ

久しぶり〜

サディ

久しぶりって、昨日会ったばかりだろ

サレーノ

www

サディ

ダメだこいついつでも情緒死んでる…

サディ

んで、今日はどした?

サレーノ

お前ん家さ、この手紙届いた?

手紙を見せる

サディ

あ、これ今さっき届いたやつだ

サレーノ

やっぱりか

サレーノ

この手紙さ、アタシら以外にも届いてるらしいんだ

サディ

は?

リキ

わたくしの店にも届いていましたよ〜

サディ

‪Σ( ˙꒳​˙ ;)ビクッ

サディ

お前いつからここに居たんだよ!?

リキ

サレーノさんと一緒に来ましたけど…

サディ

全然気づかなかったわ…

サディ

怖ぁ…

サレーノ

話戻しても良いか?

サディ

あ、すまん

サディ

てかこれどーする?

リキ

拾わない方がいいんじゃないですか?

リキ

警察とかに言えば…

サレーノ

アタシもリキに賛成だ

サディ

サディ

俺ちょっと暗闇番地行ってくる!

リキ

え?

サレーノ

は?

サディ

どした?

サレーノ

ひ、拾うのか?

サディ

そりゃあもちろん…

リキ

いやいや、待ってくださいって!

リキ

何があるかわかんないんですよ!?

リキ

それに単なるイタズラかもしれないですし…

サディ

お、珍しくリキが動揺してるw

リキ

(#^ヲ^)ピキピキ

サレーノ

まぁまぁ落ち着けってば

サレーノ

んで、サディは何考えてるんだ?

サディ

考えてるもクソもねぇよ

サディ

だってさ、子供売る親とか相当だよな?

サディ

そんなクソ親の近くに子供置いとけねぇってば!

サレーノ

…確かに

リキ

正論ですね…

サレーノ

でもさ、暗闇番地ってのにはどうやって行くんだ?

サレーノ

アタシはそんなとこ見たことも聞いたこともねぇよ

サディ

裏に地図が描いてある

リキ

ホントですね

サディ

これ見た感じそこまで遠いとこじゃないっぽいし、行ってみるわ

サレーノ

…それならアタシも行くわ

リキ

わたくしも、15才の子供を1人で危ないところに連れていくなんてできませんからねぇ

サディ

お前15才舐めんな

リキ

(´^ω^`)ブフォwww

サディ

( ・᷄ὢ・᷅ )

サレーノ

まあ喧嘩するなってば

サレーノ

とにかく、3人で行ってみよう

サディ

レッツGO!

少女

(やっぱり誰も来ないな…)

少女

(私…ここで死ぬんじゃないかな…)

サディ

おーい!こっちこっち!

少女

…?

リキ

ここですか

サレーノ

こんなとこ見たことねぇや…

少女

(…誰だろ…?)

少女

(まぁいいや、どうせ私のことじゃない…)

サディ

ねぇねぇそこの君!

少女

( 'ω')フェッ?!

サディ

大丈夫か?寒くねぇ?

少女

ええと…あのぉ…

サレーノ

あー、この子が今さっきの手紙の子?

リキ

恐らくそうですね

少女

てがみ…?

サディ

多分君のことについて書かれてる手紙が届いたんだよ

サディ

「子供売ります!」って手紙がさ

少女

(…おかーさん、そんなことまでして私のこと売りたかったんだ…)

サディ

そんでもって、俺がお前のこと買うことにした!

少女

…え?

少女

私のこと…買ってくれるの…?

サレーノ

この15才の出しゃばりが決めました

サディ

出しゃばりとか言うな

リキ

というか、そもそもお金払うとこって何処ですか?

少女

…ここ

サディ

ここか!

サディ

…1280円…いくら何でも安すぎだろ…

サディ

うっしゃ足りる!

チャリン(お金を入れる音)

サディ

これでいいのかな?

サディ

そんじゃ、おいで〜

少女

…( ´•̥ω•̥` )ポロポロ

サディ

あばば、泣かないで!

リキ

小さい子供泣かせてる…

サディ

あ”?

少女

…( ˙꒳​˙ (•ω•。`)ギュッ

サディ

ふぁ!?

サレーノ

何それめっちゃかわいいじゃん

リキ

いいなぁ…

サディ

リキきも

リキ

あ”?

サディ

んじゃとりま家帰るか〜

サレーノ

うぃ〜

リキ

えちょ今の唐突な悪口なんなんですか!?

サディ

っし、ただいまぁー

サレーノ

最近全然外でてなかったから疲れたわ…

少女

お家おっきぃ…

サディ

つーかこれからどうする?

リキ

わたくしはお洋服を作ってきますよ〜

サレーノ

アタシはこの子を風呂入れてくる

サディ

それじゃ俺は飯作ってくる!

少女

ご飯…!

サレーノ

相当腹減ってるなこいつ…

サレーノ

まあ、まずは風呂入ろっか

少女

うん!

ジャー🚿🛁

サレーノ

汚れすごいな…

サレーノ

アンタ何年くらい風呂入ってなかったのさ?

少女

…ざっと2年くらい…

サレーノ

そんなに!?

サレーノ

そりゃあこんなに汚れも溜まるわけだ…

サレーノ

まあいい、アタシがピッカピカにしてやる!

( ᐛ🧼⊂)ゴシゴシ

サレーノ

そんじゃ髪切るぞ〜

✂︎チョキチョキ✂

サレーノ

…?

サレーノ

なんかある…

サレーノ

…え

少女

おねぇさんどーしたの?

サレーノ

( '-' )スゥゥゥ⤴︎︎︎

サレーノ

ちょっとサディー?

サディ

どしたー?

サレーノ

これ…

サディ

…ふぁ?

少女

…ねぇねぇ、だからどーしたの…?

サレーノ

これって本人にも見せた方がいいのか…?

サディ

多分…

サディがアディアに頭の「それ」を見せる

少女

…へ?

少女

なに…これ…

少女

ツノ…?

少女

少女

いやだ…怖いよぉ…

サレーノ

あばばばば、泣かないで!?

サレーノ

それめっちゃ可愛いよ!?

サディ

サ、サレーノの言う通りだ!

少女

いやだ…いやだ…

少女

これだからおかーさんも愛してくれなかったんだ…

サディ

サレーノ

ジュォォォォォォォ(何かが焦げる音)

サレーノ

え、サディアンタなんか焦がしてない?

サディ

アアアアアやべぇ!飯焦がしたかも!

サディ

ちょっと行ってくる!

少女

(´;ω;`)ズビズビ

サレーノ

…まぁまぁそんな泣くなってば!

サレーノ

元気出してこ?

少女

…((・ ・̥ )コク

サレーノ

よし、( *ˊᵕˋ)ノˊᵕˋ*) エライエライ

少女

…(ちょっと微笑む)

プルルルル…(電話の音)

サレーノ

あ、リキから電話だ

サレーノ

もしもーし…

サレーノ

…OK!今すぐ行くわ

サレーノ

どうやらアンタの洋服が出来たらしいよ

少女

…お洋服…✨

サレーノ

2人で行ってみるか!

少女

うん!

リキ

あ、いらっしゃいませ〜

サレーノ

やぁ

少女

こんにちは〜…

サレーノ

洋服は?

リキ

こっちですよ〜

リキが洋服を見せる

サレーノ

お、良いじゃないか

少女

すごい…可愛い…!

リキ

気に入って貰えて光栄ですよ

リキ

早速来てみますか!

少女

うん!

サレーノ

アンタ1人で着替えられるのかい?

少女

…多分

サレーノ

ちょっと心配だな…

着替え終わった☆

少女

…どぉ?

サレーノ

え、めっちゃ可愛いじゃないか

リキ

よく似合ってますよ〜!

少女

( ⑉>ᴗ<⑉)ヘヘッ

サレーノ

ところで、お代は?

リキ

うーん…

リキ

今回はこの子の為ですし、お代は結構ですよ

サレーノ

お、優しいとこあるじゃないかw

リキ

失礼な…

ガチャ(ドアが開く音)

サディ

ういっす

リキ

あ、丁度いい所に来ましたね!

リキ

今この子が洋服着たんですよ〜

サディ

お、似合うじゃん!

少女

(⸝⸝>ᴗ<⸝⸝)

サディ

可愛い…

サレーノ

ところでアンタ飯は作ったのかい?

リキ

焦がしたからこっち来たんじゃないですか?w

サディ

ちゃんと作ったわボケ

サレーノ

つーかさ、この子の名前どうする?

リキ

確かに名前無かったですね…

少女

お名前…

サディ

…アディア

サレーノ

え?

リキ

???

サディ

どした?なんか悪かったか?

サレーノ

いや、アンタがいきなり言ったからびっくりしただけだ

少女

アディア…?

少女

私の名前…?

サディ

そうだけど…気に入らないか?

サディ

気に入らないなら別に違うのでもいいけど…

少女

…すっごく良い…!

少女

アディア…可愛い…!

サディ

そっか、気に入ったんなら良かった!

サディ

んじゃ俺ら帰るわ

リキ

それじゃさよなら〜

サレーノ

んじゃ〜

サディ

うっしそれじゃ飯食うか〜

サディがご飯を盛り付ける

アディア

おぉ…ご飯…!

サディ

そんなに嬉しいか?w

アディア

ウン(.ˬ. *)コクリ

サディ

まあ、そりゃそうか

サディ

だって結構な間まともに飯食ってない訳だしな

サディ

それじゃ食うか!

サディ

いただきまーす

アディア

いただきまーす!!!

サディ

ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”

アディア

ŧ‹”ŧ‹”( *´ч`*)ŧ‹”ŧ‹”

アディア

おいしー!

サディ

そうか、それなら良かった!

アディア

ごちそーさまでした!

サディ

ごちそうさま〜

サディ

こっからどうするか…もう寝るかな…

サディ

あそーだ!俺の魔法石見る?

アディア

まほーせき?

サディ

そうそう!こっち来てみな〜!

サディ

これが俺が売ってる魔法石!

アディア

おお…

サディ

どう?このルビーとかめっちゃ赤くて綺麗でしょ!

アディア

…赤?

サディ

赤ってのはこのルビーみたいな色のこと!

アディア

そーか…

アディア

この薄めの灰色が赤なんだ…

サディ

え?

サディ

いや…灰色…?

サディ

普通に赤じゃ…

アディア

アディア

あ、そっか

アディア

私には色が見えないんだった…

サディ

色が…見えない…?

アディア

うん!でもねぇ…黒とか白とか灰色なら見えるんだ!

アディア

…その代わり全部モノクロだけど…

サディ

色盲ってやつ…?

アディア

多分!

サディ

…そうか…

サディ

ギュー(つ・ω・(-ω-*)

アディア

!?

サディ

辛かったなぁ…

アディア

アディア

だ、大じょーぶだよ!だって生きてるだけで幸せだもん…

サディ

サディ

(こいつ、ほんとに偉いな…)

サディ

…まあ、今日は疲れただろうし寝た方がいい!

サディ

お前の部屋に連れてったる!

アディア

やったぁ!

ガチャ(ドアが開く)

サディ

ここがお前の部屋!

アディア

おぉ…可愛い…!

サディ

気に入った?

アディア

(*ˊᗜˋ*)/うん!

サディ

それなら良かった!

サディ

それじゃおやすみなさい!

アディア

おやすみ!

パチ(電気を消す)

サディの部屋にて

サディ

色が見えねー…か

サディ

サディ

あ、そーだ!

サディ

明日、アイツのこと喜ばせてやろ!

サディ

俺もれっきとした兄ちゃんだし!

サディ

どこかにいい石ないっけ…

ガサゴソ

サディ

…あった!

サディ

これで作ってみるか…

⚠︎結構イタい唄がはじまります

苦手な人は注意!

サディ

ルビーにサファイヤ エメラルド

サディ

無数の石よ 集まって

サディ

決めよ 人々の運命を

サディ

色を知らぬ少女のために

サディ

見せよ 千の色彩を

サディ

ルビーにサファイヤ エメラルド

サディ

決めよ 人々の運命を

石が光る

サディ

凄く綺麗な色だな…

サディ

よっしゃ!明日アディアに渡そ!

サディ

それじゃ俺も寝るか〜

サディ

おやすみ(-_-)zzz

ぬっしぃ

はーいぬっしぃどぅぇぇす

ぬっしぃ

いやー、リリース日遅れちゃいましたね☆(((

ぬっしぃ

300タップ超えてるからねこれw

ぬっしぃ

後途中の唄のことですが、あれめっちゃ頑張ったわ()

ぬっしぃ

なんかさ、本家10年屋でも魔法の唄的なのがあるんですよ

ぬっしぃ

だとしても俺が書いたやつイタかったな…

ぬっしぃ

それに最後に出てきた石も頑張ったZOE☆

ぬっしぃ

ちなみにこの第1話は前編と後編に分かれてまーす!

ぬっしぃ

後編も見てね(´ᴖωᴖ`)

ぬっしぃ

ということで乙タタ〜!

この作品はいかがでしたか?

39

コメント

3

ユーザー

普通に面白いw(*^^*)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚