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じいちゃんのタイムマシーン

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じいちゃんのタイムマシーン

59 - 第五十九話:バレンタインデート

2022年06月19日

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2010年2月14日

中崎君とのデートの日

精一杯の想いを込めて作ったチョコレートを鞄に入れ

家を出ようとしたところでスマホが震えた

丈太郎

おはよう

丈太郎

もうすぐ着きます

愛紗

おはよう

愛紗

これからそっちに向かいます

待ち合わせ場所は

家から徒歩十分のところにあるコンビニ

駐車場に中崎君の車が停まっている

車が見えた瞬間

いつも心臓がドキドキして

いつも顔がにやけてしまう

丈太郎

おはよう!

愛紗

お、おはよう

中崎君は運転席でスマホを片手に何かを調べている様子だった

愛紗

お邪魔しまーす

そそくさと助手席に乗り込みドアを閉める

丈太郎

シートベルトした?

愛紗

はい!

丈太郎

じゃあとりあえず出発するよ~

愛紗

うん

雲が多いけど晴れていて

気温が低く寒かったけど

車の中は暖かくて凄く快適だった

仕事でトラックに乗っている中崎君の運転は完璧で

安心してドライブを楽しむことができる

ハンドルを握る中崎君は本当にかっこいい

丈太郎

お昼どうしようか?

愛紗

あの先にハンバーガー屋さんあるよ

丈太郎

じゃあそこにしようかな

丈太郎

いい?

愛紗

うん

少し走って駐車場に車を停めた

丈太郎

着いたよ

愛紗

中崎君!

丈太郎

ん?

愛紗

あの……

愛紗

これ……

丈太郎

もしかして

丈太郎

バレンタインのチョコ?

愛紗

はい

緊張しながら作ったチョコを手渡した

タルトカップの中にアーモンドガナッシュを入れた

チョコナッツタルト

タルトカップは市販に頼ってしまったけど

中のナッツ入りガナッシュは頑張って手作りした

温めた生クリームに板チョコとバターを入れ

チョコが溶けたら分離しないように火から離して

アーモンドダイスを加える

あとはそれをかわいいハート型のタルトカップに入れて冷やす

簡単なようだけど

熱しすぎるとチョコが分離してしまうから

温度調節が難しかった

丈太郎

ふふふ

丈太郎

ありがとう

丈太郎

チョコ貰うの初めてだから嬉しいよ

愛紗

え!?

愛紗

そうなの!?

丈太郎

うん

愛紗

でも中崎君……

愛紗

二年の時、付き合ってなかった?

私達がまだ高校二年生だった頃

中崎君は同じ野球部の後輩マネージャーと付き合っていた

その後輩マネージャーは元彼が私との交際中に狙っていた子で

私に隠れて猛アピールを繰り返したけど

後輩マネージャーは元彼の告白を断り

その後、中崎君と付き合うことになった

でも二人の交際期間は短く

バレンタインの頃には別れてしまっていたらしい

愛紗

そうだったんだ……

愛紗

それなら渡せばよかった……

愛紗

三年の時……

丈太郎

今、貰えたから十分だよ

愛紗

中崎君……

丈太郎

食べていい?

愛紗

どうぞ

嬉しそうに箱を開ける

丈太郎

ハート型だ!

丈太郎

うん、おいしい!

美味しそうに食べる姿がかっこよくて

ついつい見とれてしまった

丈太郎

そんなジーっと見ないでよ

丈太郎

恥ずかしい

愛紗

かっこよくてつい……

丈太郎

はいはい

丈太郎

お昼、食べよう!

照れ笑いを浮かべながら

中崎君が逃げるように車を降り

私も直ぐに車を降りた

お昼を食べ終え再び車に乗ると

中崎君はまたチョコタルトを口に入れ

丈太郎

おいひい!

そう言って笑う

愛紗

お昼食べたばっかりなのに

丈太郎

おいしいから

中崎君のことが愛しくて

隣にいるだけで幸せな気持ちになる

丈太郎

あいちゃん

丈太郎

大好きだよ

愛紗

うん

愛紗

ふふふ

車の中でキスをした

いつもよりちょっとだけ熱い

甘くとろけるチョコの味

丈太郎

あいちゃん

丈太郎

俺……

中崎君の言葉に少しだけ迷ったけど

愛紗

うん

愛紗

いいよ

勇気を出して返事をした

中崎君が大好きだから

乗り越えたいと心から思った

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