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丈太郎
丈太郎
愛紗
愛紗
勇気を出して返事をした
中崎君が大好きだから
乗り越えたいと心から思った
再び車を走らせホテルに向かう
緊張で何も言えずにいると
丈太郎
中崎君は私のことを気遣ってくれる
幸せと不安が入り交じる
自分で決めたことだけど
またフラッシュバックしてしまったらと思うと
凄く不安でたまらなくなる
受付を済ませて部屋に向かう
狭いエレベーターの中で
そっと手を握ってくれた
丈太郎
愛紗
部屋に入って荷物を置く
緊張でガチガチになりながらも
二人でベッドに腰かける
丈太郎
愛紗
大丈夫
大丈夫
何度も自分に言い聞かせたけど
それでも不安と緊張が襲ってくる
丈太郎
丈太郎
愛紗
そっと触れる唇
大丈夫
愛紗
丈太郎
元彼Ａ
元彼Ａ
元彼Ａ
恭也
恭也
恭也
愛紗
愛紗
やっぱり起きてしまった
恭也さんとのことまで頭に浮かんで
言い様のない恐怖が私の心を支配する
忘れたいのに忘れられない
中崎君と幸せになれると思っていたのに
このままじゃ
私……
丈太郎
愛紗
全身が震え涙が溢れて止まらない
もうどうしたらいいかわからなくなって
本当に怖かった
丈太郎
愛紗
愛紗
愛紗
丈太郎
丈太郎
愛紗
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
丈太郎
丈太郎
愛紗
丈太郎
丈太郎
丈太郎
丈太郎
中崎君の優しい言葉が胸に響く
中崎君が謝ることなんてないのに
愛紗
愛紗
愛紗
丈太郎
愛紗
全てを話した
無理矢理だったこと
それをネタに脅されたこと
みんなの前で暴露されて
あの現場には中崎君もいたから
聞かれたことが凄くショックで
消えてしまいたいと思ったこと
そして今でも
思い出すと震えてしまうこと
それを理解してくれなかった元彼（恭也さん）に
強引にされそうになったことも……
全てを話したら
そっと抱き締めて頭を撫でてくれた
丈太郎
丈太郎
愛紗
丈太郎
愛紗
愛紗
丈太郎
丈太郎
愛紗
丈太郎
丈太郎
丈太郎
丈太郎
愛紗
丈太郎
丈太郎
嬉しくて……
嬉しくて嬉しくて
また涙が溢れてきた
丈太郎
愛紗
丈太郎
丈太郎
そう言って笑う中崎君が愛しくて
凄く幸せな気持ちになった
中崎君のことが
丈ちゃんのことが
世界で一番、大好きだから
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