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『君に恋なんかするはずない。』 1.俺が自分を偽る理由

高校の入学式から約1週間

誰とも話さず関わらず

目立たないで過ごしている

俺の理想通り…

なんて、

モブ男1

wwwでさぁ

マジで?www

毎日

毎日

コイツらがうるさい

(勉強に集中できねーつーの)

(陰キャっぽく成績上げねーといけねぇんだよ…)

モブ男1

おやおや〜?

モブ男1

桃ー隣の席のやつがこっち見てますよ〜w

(は?俺のこと言ってる?)

モブ男2

桃のこと好きなんじゃね!?w

モブ男1

こんな陰キャが?w

(好きじゃねーよ…むしろ嫌いだわ)

モブ男1

えっと…コイツ名前なんつーの?

モブ男2

陰薄すぎてすぎて存在忘れてたw

「赤」。

…っへ?

赫犬 赤

だろ?

えっ…はい…

モブ男1

そうなんだ〜

モブ男2

赤くーん 桃はお前みたいな陰キャ無理だから付き合えませんよぉ〜w

うるせぇなぁ…

こっちもお前らのこと嫌いだわ

関わらないで、

(お願いだから…ッ)

赤…?

赤!

ビクッ

…え?

どした?さっきからうつむいて…

あいつらの言ったことは気にしなくていいかr…

ガタッ(席を立つ)

あの、ほっといてください…

え?なんで…

関わらないでくださいっ!!

クラスメイト

ザワザワ…

(っ!)

クラスメイト

なんだ?あいつ急に大声出して…

クラスメイト

あいつ誰?

クラスメイト

ってか!あいつ今 桃風くんに酷いこと…!

どうしよう…やっちゃった…ッ

…ッ

タッタッタッ(教室から出ていく)

あ…

ハァハァ

タッタッタッ

ガチャ

はぁ…

絶対あの「桃」っていう人 人気者だよね…

最悪…みんなに注目された…

恨まれた?嫌われた…?

もう、これからは

誰とも目を合わせないように…

クラスのみんなに忘れられるくらいの存在にならなきゃ…ッ

次の日

ガラガラ

おはようございます…ボソッ

クラスメイト

あっねぇ来たぜ!

クラスメイト

昨日の子!

ヤバ…噂されてる…

モブ子

トコトコ

こっち来る…

モブ子

ねぇ!えっと…名前は?

あ…赫犬 赤です…

モブ子

赤くんって桃くんとどんな関係?

えっ?…と別に関係なんて…

友達でもないし…

モブ子

好きなの?コソッ

っへ///!?別に好きなんかじゃないです…!

モブ子

ふーん、ならいいや

モブ子

じゃね

びっくりした…

てか、アイツのせいでこうなったんだし…

好きなわけないじゃん、ッ

昼休み

ふぅ〜

屋上

ここには滅多に人が来ない

俺の

唯一の居場所

ガチャ

は?

お、赤いる

よっ

いや、「よっ」じゃなくて

…なんですか

冷た…泣くぞ?

何しに来たんだこの人…

…ねぇ赤!

…はい

赤って俺の名前知ってる?

いや知ってますけど…

呼んでよ、名前。

はぁ…?

百瀬 桃さん…

っはwありがと

もうw何なんですか、

…!!

笑った!

(かわい…)

っへ?

ヤバい…表情変えるつもりなかったのに…ッ

もう、いいですか、

えぇ…

無理やりでも縁切らないと…ッ

…もう関わらないでください

っえ、

話しかけないでください…ッ

なんで…

もう 嫌なんです

あんな思いするのは…

あれは中学の頃だった

女子たち

きゃぁー♡

女子たち

赤くーん!!♡

赤(中学生)

ニコッ

みんなに人気でモテモテ

1人ぼっちなんて知らなかった

あの日までは

ある日の放課後

体育館裏に呼び出されたんだ

赤(中学生)

ごめんね!遅くなって…

女子生徒

いえっ!あのっ…///

女子生徒

好きですっ!付き合ってもらえませんか//?

隣のクラスの女の子に告られた

勇気を出して言ってくれたんだよね

気持ちは嬉しかったよ

でも

赤(中学生)

っごめんね…

断った。

だって話したのだって今が初めて

何にも知らないのに付き合うなんて俺にはハードルが高かった

赤(中学生)

…友達からでもいいかな、っ

女子生徒

…はい分かりました

女子生徒

………

それからだった

赤(中学生)

おはよー

……………

赤(中学生)

(あれ…?)

挨拶を返してくれなくなって

赤(中学生)

…チラッ…!!

自分の机に悪口を書かれるようになって

女子生徒

赤ってさ〜顔が良いからって調子乗ってね?w

女子たち

それなw

陰口を言われるようになって

クラスメイト

ボコッドカッ

赤(中学生)

痛っ…やめて…!ポロポロ や"め"っ…

殴られ、蹴られるようになって

俺の居場所なんてなくなって

1人ぼっちになった。

どうせ妬みだろう

いっつも告白を断るから

だから

高校では

目立ってモテて

妬まれないように

メガネをかけて

友達をつくらないで

関わらないで

自分を偽る。

–––ぬ!

り–––

赤!

ビクッ

あ、すみません…

どうした?呼びかけても答えないし…

苦しそうな顔するし…

っ何でもないです!!

っ…あの もうほっといてください

りい…

話しかけないで!関わらないで!

…では

え、ちょ、待っ––

ガチャ

はぁ…

ポロポロ

あれ…なんで泣いて…ッ

ごめんね…ッ

ごめん…ごめんね…

俺だってみんなと話したいよ…ッ

(でも…ッ)

でも…ッッ!

continue.

君に恋なんかするはずない。

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