おはよう……
窓を開けて小さく呟いた
誰もいない部屋で一人
朝が来たよ
どしゃ降りの朝が
私の心みたいに……
……バカなこと言ってないで
仕度をしなくちゃ
一向に進まない仕度の途中
もうろうとしたその頭の中で
もう一人の私がいう
「もう、君には全然期待なんてしてないから。」
いやいや、んなの
普通にわかってますって
「フフッ! なんとなく言ってみただけよ」
そういってまた消える
どうせ、本心だ
幸せだろうと
不幸せだろうと
平等に
残酷に
朝日は登ってきてしまう
生きるだけで精一杯の私に
これ以上何を求めるの?
何がしたいの?
曖昧の海に溺れてしまい
息が出来ないほど苦しいんだ
私のいきる意味は?
この世界がある意味は?
意味はあるの?!