りさ
ガバッ
りさ
私がかすれた声でころんくんの名前を呼ぶと、 ころんくんは勢いよく顔をあげ、 私の顔を見てその瞳を揺らした。
ころん
大粒の涙がころんくんの頬をつたり、 布団を濡らす。
ころん
ころんくんは、震えるその手で、 泣きながら私を抱き締めた。 いつもよりずっと強く、 そして優しく。
ころん
りさ
ころん
りさ
私は黙ってころんくんの背中に手を回し、 そっと抱き返した。
ころん
りさ
ころんくんは、 部屋に淡々と響く電子音が 聞こえなくなるくらいに、 声をあげて泣いていた。 しばらくして落ち着いても、 私を抱き締めるその手だけは 緩めてくれなくて。 私は自分から体を少し離し、 ころんくんの目を見つめた。
りさ
りさ
こんなところで、 こんなタイミングでごめんね でも、どうしても今すぐ、 君に伝えたい_____
コメント
2件
姉にばれないように、声を☆☆☆ながら泣いて 読んでる 泣くわこんなん
良すぎて泣くわこんなん