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毎日がバタバタしている 記憶探しなんて   している暇は無い

ハーツラビュル寮… サバナクロー寮… オクタヴィネル…

魔法の怖さを知った けど滅多に起こる事じゃないらしい

何だ…だったら

どうでもいい 俺には関係ない 魔法の使えない俺には

どうでもいいんだ

放課後

リン

今日の授業は実践ばっかだったな

リン

なーんも出来なかったし
意味ねぇ

エース

リーンー!お前今日ボケッとし過ぎだろー

リン

エース、
だってこれは不可抗力だろ?

エース

はい、認められませーん
クルーウェル先生呼んでたから行けよー

リン

げ。

エース

へっへっへ
魔法使える使えねぇなんて関係ねぇからなっ!

エース

じゃ、俺部活行くから
ちゃんと職員室行けよー

リン

はいはいよっと

タッタッタッ

リン

アイツなりに気ぃ使ってくれたのか、な

リン

…行くか

すた、すた、すた、

リン

(記憶も無い、魔法も使えない…温情でココにいるだけ)

リン

(温情か?面倒事に巻き込まれてばかりだ)

リン

(対価は十分だろ。
正直、もうどうでも良くなってる…)

最後、俺はどうなるんだろ 記憶が戻って元の場所へ? ずっとこのままで卒業?

リン

はっ、卒業って…何だよ

リン

いいんだ、今があれば
今の俺を

リーーーーン!!

リン

あ、

カリム

お疲れ!どっか行くのか?

リン

カリム…先輩

カリム

ん?少し顔色悪いか?
もしかして保健室!?

リン

ははっ、違いますよ
せんせーから呼び出しっす

カリム

何だそうかっ!
安心したーっ

カリム

けど呼び出しかーそうかー
うーーーーーん、、、

リン

先輩、俺に会いに来てくれたんですか?

カリム

ははっ
バレバレだよな俺!

カリム

毎日毎日、、うん
もどかしいって言うのかな

カリム

こういうのって
初めてだからさ俺!

リン

…先輩、俺もだから
同じっすよ

カリム

そうか?
…嬉しいなっ!それ!

リン

こっち

カリム

ん?

リン

ここなら誰にも見えないんで
少しなら…

カリム

え?リン!?

くいっ

カリム

リン

んっ…んっ

カリム

んんっ…リン…

ちゅ…くちゅ…んっ

リン

カリム……んっ…

………………

キッカケは些細な事だった

学園で起きた妖精騒動 そこで先輩達と出会った

魔法絡みの事だ 俺は無力感に飲み込まれてた

そんな俺にとって カリム先輩は眩し過ぎた

要らない考えに濁されない 太陽だった

カリム

リン!て、照れるだろ!

リン

ははっ
ドキドキっすよね

カリム

凄いバクバクいってる
学校と寮でこんなに違うんだなぁ

カリム

リンはスゴいなっ!

リン

俺にそうさせるカリムがスゴいんすよ

カリム

俺?そうなのかなぁ
うーーん…

リン

(ホント純粋)

カリムは人類愛的な所があるし 俺の気持ちに答えてくれたのが 特別な事なのか分からない

だけど

一緒にいて キスして 抱き合って

離したくないんだ

リン

っと、そろそろ行かないとヤバいな

リン

それじゃまた
カリム、先輩

カリム

お、おう!
あ!じゃなくて!

カリム

リン、今日の晩飯スカラビアで食べよう!

リン

カリム

実家から結構な量の食材が届いてさ
勿論グリムも…

リン

先輩の部屋に泊めてくれる?

カリム

それっ…は
あ、えーと……

カリム

俺もそれがいい…

リン

ご馳走になります

カリム

じゃ、じゃあ思いっきり楽しい宴にしようぜ!
ジャミルにも言っとかないと

リン

…ジャミル先輩もいるんですか

カリム

当たり前だろ!
ジャミルがいないと宴は成り立たないぞっ

リン

っすね

リン

それじゃ

カリム

ああっ!

ちゅ……

ピシィィィィン!!

リン

…以後気をつけます

ガラッ

リン

はぁぁ

リン

予想の3倍は絞られたな

グリム

ギャハハッ
スッゲー怒られてたんだゾ!

リン

覗き見かよ、趣味悪いな

グリム

子分の面倒はちゃんと見ないと!だからなっ

リン

あーはいはい、あ。

グリム

ん?

リン

今日カリム先輩がスカラビアで宴やるぞってさ

グリム

ふなっ!行く行く!
決まってるんだゾー!

グリム

うったげー!メシメシー!

リン

確かに食費浮くのも感謝だな

リン

良い時間かな
行こうか

グリム

おぅ!

……………

スカラビア寮

カリム

おーー!待ってたぞ!
ん?グリム太ったか?

グリム

ふなっ!失礼なんだゾ!
少しぽっちゃりが…

リン

こないだハーツラビュルのお茶会でアホ程ケーキ食べてただろ

グリム

わ!やめろやめるんだゾ!
…あん時のリドル怖すぎだったんだゾ…

カリム

アッハッハ!
じゃあ今日も気にせずジャンジャン食べてくれよっ

グリム

イェーイ!

リン

良い香りっすね

ジャミル

今回はハーブの類が多くてな
早めに使いたかったんだ

カリム

お!ジャミル!
リン達来たぞー

リン

お邪魔しまっす

グリム

どんどん持ってくるんだゾ!

ジャミル

…グリム、太ったな

グリム

ふなっ!

リン

…っ

リン

ははっ

カリム

言われちまったな!
アッハッハ!

ジャミル

ちゃんと節制させろよ、リン

グリム

ムキーーッ!

リン

うぃーっす、ははっ!

……………

リン

はぁ、美味い
独特な風味なのに美味いな

カリム

故郷の味をリンがそう言ってくれると嬉しいよっ

カリム

ジャミルの腕もあるけどさっ

リン

俺、習おうかな

カリム

ホントかっ!?

リン

え?まぁ俺自炊必須っすからね

カリム

あ、そうか、うんうん
いやなんか俺…

カリム

スッゲー嬉しくなっちゃって!

カリム

リンが、好きになってくれたんだって改めて感じた…

リン

っ……

リン

グリムは?

カリム

あ、もう寝ちまっててさ
寮生が客室へ連れてった

リン

カリム

そろそろ宴もお開きだし
…リン、その…

リン

うん

リン

けど俺先にジャミル先輩手伝ってきます

カリム

客人にそれは出来ないだろ!
なら俺もっ

リン

ははっ
それこそ怒られちゃうでしょ

カリム

うっ

リン

俺もその部類ですけど
…じゃあカリム、後で

カリム

…ああ

キッチン

ジャミル

正直助かる
食器を拭くのも一苦労だからな

リン

値段聞くと拭けないっすけどね

キュッキュッ

リン

料理ご馳走様でした。美味かった

ジャミル

なら良かった
客人を満足させられないなんて、アジーム家従者の恥だ

ジャミル

……なんてな

ジャミル

俺の料理だ、当たり前だろ

リン

ふふっ、はい

リン

教えて欲しいって言ったら教えてくれます?

ジャミル

俺も暇じゃないんだ
条件によるな

リン

モストロ・ラウンジのパフェ奢りとか

ジャミル

論外だな

リン

あははっ

リン

なら、俺がバイト中のモストロ・ラウンジに…なら?

ジャミル

専属なのか?

リン

何でも致します、ご主人サマ

ジャミル

ふっ…
悪くないかもな

リン

……

ジャミル

…片付いたらカリムの部屋へ行くんだろ

リン

ええ

リン

恋人なんで

ジャミル

いちいち言わなくても分かっている

リン

ノロケたいんですよ

ジャミル

はぁ…少しは自重してくれないか

ジャミル

見届けで側に仕えていないといけない俺の身にもなれ

リン

若いんで

ジャミル

学生の間は勝手にすればいい

ジャミル

結局最後は立場が…

キュッ!キュッ!

リン

…分かってますよ
そんな事

リン

それでも、俺の太陽なんだ

リン

眩しくて、好きすぎて、
俺はカリムが好きで好き…

ガチャン!

リン

んっんんんっっ

ジャミル

はぁっ…んっんっっ

リン

んっあ…せんぱい…

ジャミル

静かに出来ないの、か
んっ……

リン

ジャミ…んっんっっ

リン

もっともっとっっ

リン

はぁ…あんっんっ…

ばっっ!!

ジャミル

……はぁ

リン

……ん

ジャミル

どうしていつもそうっ
煽るんだお前は…

リン

若いんで

ジャミル

関係ないだろ
性格の問題だ

ジャミル

俺が苛立つ様な言い方をワザとする

リン

……

リン

昼も夜も…俺は照らされていたいだけなんだ

リン

…俺だけを

ジャミル

……

ジャミル

ならアイツはダメだ

リン

……

ジャミル

ここはもういいから
…カリムの方へ行け

リン

ジャミル先輩は?

ジャミル

……

ジャミル

また明日
いつもの場所で

リン

はい

パタン…

すた、すた、すた、

リン

カリム、待ってるかな

リン

寝てるかも…は無いか

リン

早く会いたい

タッタッタッタッ

タッ………

リン

仕方ないさ
分かっていても、仕方ないんだ

リン

こんな何にも無い俺を…
二人は…

リン

……

リン

どちらか欠けるなんて
考えられない

コンコンッ

ツイステ夢小説〜監督生とヴィランズ達〜

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