紡は、突然壁に耳を当てた。
奥から微かに、 声が聞こえる。
「とりあえず落ち着いてください。」
「嫌だぁ!寝たくない……寝たく、ない!」
御巫 紡
御巫 紡
紡が壁の窪みに手を入れると、 扉のような四角形が開いた。
御巫 紡
御巫 紡
加藤 誠吾
御巫 紡
紡が静かに奥の部屋へ 1人で行くと、
誠吾はその場に座り込んだ。
彩人は冷静にその場に起き上がる。
見慣れすぎたせいか、またこの悪夢かと 呆れているようにも見える。
三鼓 彩人
突然目があったせいか、 瑠亜は驚きながら綾人の方を向いた。
西瀬 瑠亜
三鼓 彩人
西瀬 瑠亜
三鼓 彩人
淡々とした説明に、 瑠亜は納得していた。
彩人は瑠亜をその場に残して立ち上がると、 辺りを見回して音の元を確認し始めた。
右側から微かに話し声がする気がするが、 扉の形が一切無い。
静かに壁を調べる彩人を見て、 瑠亜は自分も何かを手伝おうとするが、
西瀬 瑠亜
三鼓 彩人
彩人はその姿を見て驚いただろう。
西瀬 瑠亜
彼女の足に、触手のようなものが 巻きついている。
それは夢の中で見たような、 ぬちゃりとした自我のある物体だった。
三鼓 彩人
不安、恐怖……ともに好奇心。
“作品になるんじゃ無いか”
瑠亜の心の底から湧き出る恐怖とは 裏腹に、彩人は興奮していた。
西瀬 瑠亜
紡が隣の部屋に入ると、 突然足が止まった。
御巫 紡
倒れ込んだ男性が一人と、 それを座って眺めながら突っついている 男性が一人
紡からすれば、どんな状況かなんて 判断できそうに無いだろう。
突然の人に驚いた晴人は、 少し考えている様子だ。
磊落 晴人
磊落 晴人
御巫 紡
磊落 晴人
御巫 紡
御巫 紡
磊落 晴人
御巫 紡
御巫 紡
御巫 紡
紡がそう言うと、 晴人は首を傾げた。
磊落 晴人
御巫 紡
御巫 紡
御巫 紡
磊落 晴人
磊落 晴人
御巫 紡
紡の訳の分からない発言に、 晴人は鼻で笑った。
磊落 晴人
赤いワイングラスが優しく揺れ動く。
突然やってきた晴人に 誠吾はビクッと怯えた。
磊落 晴人
加藤 誠吾
さっきの女性とは違う人が 入ってきたおかげか 誠吾は落ち着いた。
磊落 晴人
加藤 誠吾
磊落 晴人
磊落 晴人
加藤 誠吾
磊落 晴人
加藤 誠吾
磊落 晴人
素っ気ない晴人の反応に 誠吾は驚いた。
加藤 誠吾
磊落 晴人
磊落 晴人
加藤 誠吾
少し距離を取って座る晴人に、 誠吾はそのまま俯いた。
琉真は落ち着いて目を覚ますと、 横に座っている女性に驚いて後ずさった
御巫 紡
弓芽 琉真
御巫 紡
御巫 紡
弓芽 琉真
御巫 紡
弓芽 琉真
御巫 紡
御巫 紡
弓芽 琉真
「はいはーい皆様 お耳をお貸しくださーい。」
突然全ての部屋に響き渡る アナウンスに、全員が驚いた。
その声が夢で聞いた者の声だとも、 全員瞬時に理解できてしまった。
コメント
2件
楽しくなくなったら皆♡♡♡れそうな感じがする 怖さと同時に興奮すんの謎だよね。おもろしい