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私は父さんに復讐した。
その後、母さんの通報によって
私は刑務所に入ることになった。
悔いはなかった。
これで母さんを救えたから。
そんな気持ちにひたっていた時、
自分の番号が呼ばれ、
一通の手紙を渡された。
母の訃報だった。
澪
自殺だったらしい。
遺品として渡されたのは
逮捕された時没収されたはずの 羽根ペンだった。
澪
私はその時我に返った。
母さんが好きだったのは不ぞろいな 明かりの風景じゃない。
きっと
きらきらに輝こうとしているその姿が美しいって
そう、私に伝えようとしてたんだ。
涙がこぼれる。
羽根ペンの先に涙が落ちて、 周りの空気がどるりと歪んだ。
澪
澪
澪
あの事件がどうして起こったのかは 分からない。
でも、私がすべきことは、
あの事件を
なかったことにすること
きっとそうだ。
目の前が真っ白になった。