アイリス
キャトラ
モンスターも多いわね
イリーナ
置いてくわよ!
キャトラ
置いてってもいいのにね……
カナタ
いいところなんじゃないか
タビィ
タビィ
イリーナ
虚空から突如として、 巨大な岩が飛来してきた
キャトラ
何が起きたの……?
タビィ
イリーナ
イリーナの羽が、 岩の下敷きになっている
アイリス
イリーナ
でも、これじゃあ身動きが取れないわ
イリーナ
タビィ、私を置いて
先にお行きなさいな
イリーナ
タビィ
タビィは岩を必死にどかそうとしている
イリーナ
あなたの力で
どうにかなるものではないわ
タビィ
イリーナ
対決なのだから、情けは無用よ
タビィ
待っててって
イリーナ
アイリス
カナタ
いつの間にか魔獣達に 取り囲まれてしまっている
イリーナ
素直に言うことを聞かないから
イリーナ
とっととお逃げなさい
キャトラ
イリーナ
全員やられるよりはマシでしょ!
さあ、タビィ!お行き!
タビィ
タビィ
タビィ
みんなで行くんだー!
イリーナ
タビィ
イリーナ
……大丈夫だったわ……
アイリス
イリーナ
羽が鳥人族の全てではなくってよ
アイリス
イリーナ
タビィ、遅れるんじゃないわよ!
タビィ
キャトラ
タビィ
カナタ
カナタ
ヴァルアス
ヴァルアス
アイリス
ヴァルアス
カナタ
アイリス
いったい何が目的なんですか……?
ヴァルアス
私には、闇への忠誠がある。
……それだけだ
ヴァルアス
勝てねばそれまでだ
ヴァルアス
お前の本当の力を見せてみろ
キャトラ
さっき岩を飛ばしたのが、
その敵だってんでしょ!?
キャトラ
怪我したんだからね!
ヴァルアス
イリーナ
ヴァルアスが手をかざすと、 イリーナの羽の傷がみるみる癒えていく
イリーナ
ヴァルアス
キャトラ
……何なのかしら……?
イリーナ
キャトラ
怪我したんだからね
アイリス
タビィ
カナタ
アイリス
キャトラ
何も分からないわね。
とにかく先に進みましょ
タビィ
やったったんぞー!
タビィ
イリーナ
タビィ
地響きを立てて、巨大ガニが沈む
イリーナ
タビィ
二人が固い握手を交わす
サマーソウル
キャトラ
サマーソウル
よくぞ強敵を打ち倒した!
サマーソウル
優劣なんかつけられるかよ!
サマーソウル
キャトラ
つまりどゆこと?
サマーソウル
エーギル
キャトラ
って、全部引き分け?
ガザ
鳥人族の若いモンも
見事に育っておるわい
エーギル
獣人族もまだまだ安泰というわけだな
両族長が、がっしりと握手を交わす
キャトラ
厚い友情で結ばれてるのね
イリーナ
何かあれば張り合ってしまうのも
事実なのですわ
タビィ
試練を通じてお互いを信じ合うんだよ
タビィ
イリーナ
ガザ
キャトラ
サマーソウル
試練の後夜祭が待っている!
サマーソウル
キャトラ
──そして、一週間後……
キャトラ
アイリス
三日三晩からの三日三晩は
流石にキツかったわね……
カナタ
ずっと暑苦しかったぞ
キャトラ
サマーソウル
一年後までお別れだ!
キャトラ
サマーソウル
キャトラ
サマーソウル
そう言い残し、 サマーソウルは海へ走ると、 パドリングで消えていった
キャトラ
イリーナ
多忙ですのよ。世界中のお祭りで
大人気なのですから
アイリス
私達、そろそろ行こうと思うの
カナタ
タビィ
あたしも行くー!
ガザ
言い出したら聞かなくてのう
キャトラ
ガザ
そしたら、変な空気になると
思うんじゃ……
アイリス
ね?カナタ!
カナタ
タビィ
イリーナ
島には私がおりますから、
何の心配もありませんわ
キャトラ
ガザ
いい子じゃからのう
エーギル
私の娘を狙っているのか!
ガザ
親友の義娘じゃ、
我が子も当然じゃろがい!
エーギル
ガザ
キャトラ
変な空気にしなーい!
モジモジしなーい!
ガザ
これを渡そうと思って来たんじゃ
一抱え程の筒のようなものを手渡された
アイリス
キャトラ
ガザ
キャトラ
アイリス
エーギル
果実などを中に入れる。
そしてここを握ると……!
筒の先についた小さな口から、 果汁が適り落ちる
ガザ
絞り出すことができるんじゃ!
キャトラ
エーギル
エネルギーの源!
カナタ
器に受けた果汁を、アイリスが ゴクゴクと飲み干した
アイリス
ありがとうございます!
キャトラ
カナタ
美味しいジュースが作れるよ
ガザ
仲良くやるんじゃぞー!
タビィ
よぉーっし、外の世界でも、
やったったんぞー!







