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いつも探していた 別世界につながる扉
昔から好奇心旺盛な子供で SFファンタジーが大好きだった
一般的にみたら幸せな子供だったと思う
別に辛いこともなかった
かといって幸せなこともなかった…
この退屈な日常を抜け出したくて ネットに溢れている方法は全て試した
真夜中に10階のエレベーターで 試したり
"飽きた" と 紙に書いて寝たり
私はことごとく
失敗してきた
もうどうしようもない…
私はYuhoo!!知恵袋に書いてみることにした
夢
夢
すると意外にもすぐに回答が 3件も来た
私はその中でも "ベストアンサー"と称されたコメントを開く。
回答者
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回答者
回答者
夢
夢
もし
この回答者だとして
回答が来たのが8時45分だから…
夢
夢
夢
夢
夢
夢
私は仕方なくパソコンで見ることにしたが
なぜかサイト自体が開けない…
だが
"特別な水"のサイトは見つかった
夢
夢
"購入"を押すだけ押して
私は寝ることにした
"ドンドン"
夜中なのに玄関をたたく音がする
夢
インターホンを覗くと "curse宅急便"と書かれている
変だな… 宅急便って21時までだよね
私、指定日も決めてないのに…
"ガチャっ"
夢
宅配人
ドアを開けると
黒装束の男が立っていた
夜中だからか顔はよく見えない
宅配人
着払いだったから5000円を渡すと
あっという間に消えてしまう
夢
もしかして
今やらないと特別な水の効果が 薄れるのだろうか…
私は
その方法を
実行することにした…
"特別な水"の箱を持ったまま 和室の押し入れに入る
夢
私は段ボールを開け "特別な水"を手にとると
躊躇せずその水を飲む
パッケージは普通のペットボトル という感じだけど 味は塩味といったところか
夢
左手にハンカチを出すと 少しずつ水を注ぐ
確かこれがスイッチって言ってた…
夢
天井の板を外すと すごく埃っぽくてむせてしまう
たとえむせようが虫が居ようが 構わない
行けるんだったら何でもする
夢
夢
夢
子供の頃、
夢の国で駄々こねて 何回も何回も乗ったあの汽車
どうせならそこに行きたい
強く強く思い出す もう一度あそこへー…
天井の穴に手を掛けると 私は中へよじ登った