キャメさんの車が止まったのは海岸近くの駐車場だった
キャメロン
りぃちょ
俺がぼんやりとしていると、いつの間にか車から降りて助手席側のドアのところまで来ていたキャメさんに、笑われてしまった
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
そう言って、少ししゃがんでシートベルトを外してくれた
目の前まで来たキャメさんの頭にビックリして声が出そうになる
キャメロン
シートベルトを外してくれたキャメさんは、ごく当たり前のように右手を差し出し、手を繋ぐように促してきた
りぃちょ
りぃちょ
キャメロン
すごく上機嫌らしいキャメさんは、優しく笑いながら俺の手を掴んで立ち上がらせた
カメラには驚くほどの至近距離で笑うキャメさんが映っていて、これはファンもドキドキしすぎてやばいだろ·····と思ってしまった
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
キャメロン
りぃちょ
キャメさんにドキドキしすぎていた俺は、足元の段差に気づかずに転びそうになった
それに気づいたキャメさんは、強く俺の腕を引いて自分の方に引き寄せてくれた
りぃちょ
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
腕を引かれた反動で、俺はキャメさんの腕の中にすっぽりハマっていた
耳元から直で聞こえてくるキャメさんの声に、心臓が早鐘を打ち口から飛び出してくるんじゃないかと思った
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
この時点で、カメラは俺とキャメさんの間に挟まってしまっていて真っ暗なのだが、なにかに使えるかもしれないのと、慌てすぎて手が動かないのとで、回しっぱなしになっていた
キャメロン
キャメロン
キャメロン
少しだけ体を離したキャメさんに顔を覗くようにしていわれた
りぃちょ
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
俺の気持ちを知らないキャメさんは、ほんとに彼女に対してするような対応をしてくれている
それが俺にとっては心臓に悪すぎる
今だって、腰に手を回されピッタリと腰から下をくっつけられていて、どう考えても距離感がバグっている
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
こちとら若い男の子なので、好きな人に腰をピッタリと合わせられると少しばかり反応をしてしまう
ふと、それに気づいたらしいキャメさんにクスクスとからかうように笑われた
キャメロン
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
りぃちょ
キャパをオーバーしてしまった俺は、膝から崩れ落ちてしまった
キャメロン
キャメロン
キャメロン
俺はキャメさんに体を支えてもらいながらわ言われるままにカメラを止めた
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
楽しそうに笑いながら謝ってくるキャメさん
今の俺には破壊力満点だった
りぃちょ
キャメロン
キャメロン
キャメロン
りぃちょ
キャメさんは、俺を助手席に座らせるとどこかへ歩いていった
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
俺は両手で顔を覆って目を閉じた
そんな事しても、俺の心臓はなかなか落ち着かなかった むしろ、先程までのキャメさんがまぶたの裏に現れては、余計にドキドキさせられていた
りぃちょ
りぃちょ
りぃちょ
コメント
2件
ニヤニヤが止まらないです!