それから7年後
あたしは殺し屋になっていた。
最初は嫌だった。
傷口から流れる赤黒い液体、死体の腐敗臭、血の生臭い匂い
全てが嫌だった。
いつからだろうか
ある時から急に、それが楽しくなった。
殺しで人を支配するような妙な支配欲が満たされて快感が得られる
オリビアからは「もう自立して一人で生活できる」と言われていた。
言われなくても、あともう少しで自分は自立する、オリビアの元から離れる予定だった。
だが、ある日
オリビア
キャロル
オリビア
キャロル
オリビア
キャロル
オリビア
オリビア
オリビア
キャロル
オリビア
キャロル
オリビア
オリビア
キャロル
キャロル
キャロル
オリビア
オリビア
オリビア
キャロル
オリビア
オリビア
オリビア
オリビア
キャロル
キャロル
オリビア
オリビア
そう言い、オリビアは部屋を出た。
キャロル
あたしは泣いていた。
泣き疲れていつの間にか眠りに落ちていった。
キャロル
オリビア
そろそろ出かけるという時、オリビアは止めた。
キャロル
オリビア
ちょっと待っててと言い、オリビアは家の中に入った。
数分して、オリビアはひとつの刀を持ってきた。
刀はきちんと手入れがされ、鍔の部分には黒いリボンが結ばれていた。
オリビア
キャロル
オリビア
キャロル
キャロル
オリビア
キャロル
キャロル
オリビア
キャロル
そういうあたしの目には涙が溜まっていた。
オリビア
オリビア
そう言って、オリビアはドアを閉めた。
あたしはいつの間にか泣いていた。
涙を右手で拭き、あたしはその場所を去った。
その後、新しい土地、スラム街で殺し屋をしながらあたしはそこに住み始めた。
風の噂で「オリビア・ロージーは、脳を銃で撃ち、自殺していた」と聞いた。
分かってはいたが、改めてその噂を耳にすると涙が零れた。
けれど、形見の刀があったから、あたしはあの後を追わずに済んだ。
キャロル
キャロル
キャロル