K
視界に入るのは
さっきより症状が悪化している三人
医療関係者の人たちは、まだ来てない、応援を呼んだはずなんだけど…、
K
A
K
P
K
A
AEDをあっちゃんにパスした、
K
M
さっきよりも体が鉱石になっている、…
このまま注射を打っても、悪化するだけだし、
薬も当然飲める状態じゃない
と言うことは
…もう、終わり…
K
K
P
ぷりちゃんは汗に濡れた髪をかき上げながら呟く
あっちゃんの方は…、
A
A
これが、最期だ
本気でそう思った、
K
あるじゃん、よく「幸せだったよ」とか、言うやつ
まぜちが喋れるなら、聞きたいなぁ
P
A
僕の呟きに応えるように二人も言葉を聞こうとした
ここから視点が大暴走します、そして、登場人物が多いので、分けながら書いていきます、読みにくかったらすみません
A
T
T
掠れた声で発される
その言葉で、涙が込み上げる
救ってあげられなくてごめん
それだけが頭に溢れた
A
T
T
T
A
T
T
A
泣いてしまう自分が本当にウザい
なんで俺が泣く?なんで俺が辛くなる?
1番苦しいのはちぐなのに
A
T
そんな事言われてもな、
A
T
A
T
ずっと傍に居てね
A
ちぐは目を閉じた
しばらくすると、握ってるちぐの手の力がフッと抜けた
A
少し青白くなったちぐの頬をそっと撫でた
K
僕は泣きながらまぜちの方を見ていた
鳴り響く電子音がカウントダウンにしか聞こえない
逝かないで、お願い
家族でもないのに、願ってしまう
M
M
M
K
M
M
K
K
無理をすると、早く亡くなってしまいそうで、怖くなる
だけどまぜちは無視して話し続ける
M
K
M
K
M
K
M
M
K
K
ほんと…良かった…
M
M
K
M
M
K
K
まぜちは愛想笑いだけして、目を閉じた
長いような短いような瞬きをしたら
僕の目の前には、大きなアメジストの鉱石があった
A
A
P
A
P
A
A
P
元気な笑顔が、少しずつ枯れていく
A
A
P
この手を離したら消えてしまう
そんな気がした
A
P
A
A
P
あっきぃは「嬉しい」と呟いた後、目を瞑り
最後に息を吸って吐いたと思えば
全ての機械が、0の数字を示していた
P
窓を見ると
俺があっきぃを担当し始めた日と同じ
快晴だった
5年後
A
K
A
A
K
P
A
K
P
A
P
A
K
ぷりがなぜニヤニヤしてるのか分からずにカルテを見る
A
K
P
誕生日も、血液型も一緒
見た目が、ちぐに似ている
A
K
P
長い月日はかかりそうだが、治せる病気だ
A
P
K
了
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
8件
ガチ泣きしました… 最高です 生まれ変わった3人と幸せになって欲しい…
初コメ失礼しますー!!!! めちゃ最高でした!!!えガチで泣いちゃいましたwww 物語書くのほんとに上手いですね!!!尊敬します…!!✨
初コメ失礼します 最高すぎて泣いてしまいました こんな神作をありがとうございます