魔夜斗
俺は・・・俺はそんなの認めねぇ!
魔夜斗
だって俺らに友達ができると思うか?思わねぇーよな!
魔夜斗
だっていじめてたんだからさ!
陽月
そんなこと
魔夜斗
なのにお前は!「友達」とか
ウゼェんだよ!
魔夜斗
俺は友達ができねぇんだよ!
一人なの見て笑ってんだろ!
魔夜斗
何が友達だよ!
どうせ裏切るくせに!
陽月
じゃあ僕と友達になろうよ。
僕は君を裏切ったりしないよ!
陽月
君のこと「一人だ」って笑わない!
陽月
だってもう「友達」だから!
陽月
だって魔夜斗くんは
少しでも僕のこと信じたから
このこと話したんでしょ。
陽月
だからもう友達!
魔夜斗
・・・・・・。
魔夜斗
・・・意味ワカンねぇ。
魔夜斗
俺たちはお前をいじめたんだよ?
魔夜斗
悔しいとかうざいとかおもわねぇの?
陽月
そんなこと思うわけない!
陽月
たしかにいじめはダメだよ!
陽月
でも、僕をいじめてた君の顔は
陽月
少し寂しそうに見えたんだ。
魔夜斗
嘘だ。お前は絶対俺のこと嫌ってるだろ!
陽月
嘘じゃない!
僕は絶対に裏切らない!
絶対!
魔夜斗
じ・・・じゃあ
お前を信じて友達になってやってもいいぜ。
魔夜斗
し・・・仕方なくだからな!
陽月
本当!よし!じゃあもう友達だね!
魔夜斗
ああ、友達だ!
生徒1
え?あれ?なんか二人仲良くなってる?
あいついじめてたやつだよな?
生徒2
え?どうなってるの?
先生
おい!魔夜斗ちょっとこっちに来い。
魔夜斗
はーい。
魔夜斗は陽月の方を向いてニコッと笑い先生の方へ行った。
先生
お前あいつをいじめてたんだってな。
なんで仲良くなったんだ?
魔夜斗
それは、あいつがいじめより楽しいものを教えてくれたからですよ。
先生
・・・そうか。
陽月!悪いないじめられてるのに気づかなくて。
陽月
いいですよ。
僕は彼らから学べたこともありました。
彼らと出合わなかったら学べてませんし。
それから彼らは学校一仲良くなった。
そして彼らは今
いじめっ子
おいテメェふざけんなよ!
いじめられてる子
っ! ?
魔夜斗
はいストープ!
いじめはダメだよー
いじめっ子
なんだよお前ら!
魔夜斗
え?なんだろ?「ヒーロー」かな?
いじめっ子
っ!
魔夜斗
あー逃げちゃった。
いじめられてる子
助けてくれてありがとうございます。
陽月
いいよー全然君も友達を大切にね!
そして忘れてはならない。
『この世界にいらない存在なんていないことを』