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奈緒
雄也さん、私と別れてください…
雄也
ちょっと待ってよ
雄也
俺なんかした？
雄也
ごめん…ごめんって
雄也
何でもしてあげるから…
雄也
だから考え直して
奈緒
すみません、それは出来ません
雄也
ねぇ、奈緒ちゃん…
奈緒
今までありがとうございました
私は中学生。 友達に紹介されて、高校三年生の林雄也さんと付き合ってみたんだけど、私には早すぎたみたい
由奈
奈緒！そーいや、雄也くんと別れたの？
奈緒
うん、そうなの。
由奈
なんかあったの？
奈緒
いや、なんかね
奈緒
ずっと「奈緒ちゃん…奈緒ちゃん…」って言っててさ
奈緒
ちょっと怖かったから、別れたの
奈緒
私まだ中二だし
由奈
そっか、
由奈
でも、雄也くん学校でめっちゃモテてるらしいよ？
奈緒
(嘘だ…。変な顔しながら私にベタベタ触ってくるし、自分の言うことを聞かないと暴力だって振るうもん)
奈緒
(あんな奴が、モテるわけないよ。
髪の毛は茶髪でメガネかけて、全然イケメンじゃないし)
髪の毛は茶髪でメガネかけて、全然イケメンじゃないし)
奈緒
そ、そうなんだ
由奈
雄也くんはいつも笑顔でさ…
由奈
私も付き合ってみたかったな～⋯
奈緒
じゃあ告白してみれば？
由奈
は、はぁ？
由奈
出来るわけないじゃん！
奈緒
大丈夫だって！
奈緒
由奈は雄也さんとお似合いだし！
由奈
そんなぁ、(照)
奈緒
だから、ね！
由奈
じゃあ、ついてきてくれない…？
奈緒
(え…、ヤダ。もう会いたくない…)
由奈
お願い！！！！
奈緒
うん…わかった…
由奈
ありがと！
奈緒
はぁ…
放課後
由奈
奈緒
奈緒
ん？
由奈
私ね、ラブレター書いたんだ…!
奈緒
お、いいじゃん
由奈
これなら想いを伝えられるかな…って
奈緒
いいと思うよ！
由奈
よかった！
由奈
じゃ、東野高校に行こっか！
奈緒
うん…！
東野高校
由奈
LINEで雄也くんを呼んだから、そろそろ来ると思う…
奈緒
ねぇ、私、トイレに行っててもいい？
由奈
え、ちょっと待ってよ
由奈
一緒に居て、お願い…
奈緒
わかった…
5分後
雄也
お、由奈ちゃん！
雄也
あ…
私は一瞬だけ雄也さんと目が合ったけど、 慌てて下を向いた
由奈
あの…！
雄也
あ、はい
由奈
これ、受け取ってください！！！
そして、由奈は無事にラブレターを渡すことが出来た
奈緒
由奈、やったじゃん！
由奈
うん！奈緒ついてきてくれてありがとう！
奈緒
いいよ！
奈緒
雄也さんと付き合えるといいね！
由奈
奈緒は、応援してくれるんだね！
由奈
やっぱり奈緒が親友でよかった!!
奈緒
由奈を応援するなんて
奈緒
当たり前でしょ！！！
由奈
奈緒…((涙目
由奈目線
LINE
雄也
おはよう、由奈ちゃん
由奈
雄也くん！おはよう！
雄也
前の手紙の返事なんだけど…
由奈
あ、うん…？
雄也
ごめんなさい
由奈
(⋯⋯)
雄也
まだ、奈緒ちゃんのことが忘れられなくて
由奈
そっか
雄也
ごめんな？
由奈
全然いいよ！
（奈緒目線に戻る
学校
奈緒
由奈ー！おはよ！
由奈
おはよ…
奈緒
どうしたの？
奈緒
元気ない？
由奈
⋯⋯。
奈緒
(あ、もしかして…)
奈緒
(フラれた…？)
奈緒
由奈、頑張ったね
由奈
奈緒…((涙
奈緒
よしよし((頭撫
由奈
奈緒、ありがとう…
奈緒
ん、全然いいよ
由奈
(やっぱり奈緒は優しいな…)
由奈
(ん？ちょっと待てよ)
由奈
(奈緒がいなければ、私と雄也くんは)
由奈
(付き合ってた…？)
由奈
(そうだ、コイツが)
由奈
(コイツがいなければ…)
放課後
奈緒
由奈一緒に帰ろ！
由奈
うん！
由奈
あ、ちょっとお腹痛くてトイレ行くから
由奈
屋上でゆっくりしといて！
奈緒
う、うん
奈緒
わかった
奈緒
(それにしても、なんで屋上…)
5分後
由奈
奈緒～お待たせ((ﾆｺｯ
奈緒
(怪しいから察してみよう)
奈緒
(ん？ナイフが見えたぞ)
奈緒
(やっぱり、何か企んd…)
由奈
やぁぁぁぁぁ！！！！
叫んで、ナイフを上に振り上げた
奈緒
由奈っ…
由奈
あんたが
由奈
あんたがいなければ、
由奈
私と雄也くんは
由奈
付き合ってたのに…!!
奈緒
キャッ!!!!やめて！
由奈
あっ…
私は、由奈の手を掴んで
なんとか抵抗していたら
由奈が急に力を抜いてしまって
由奈が後ろへと倒れ 屋上から落ちた
奈緒
由、由奈…
バンッという音と同時に雨が降り出した
そして翌日
クラスメイト1
ねぇ、由奈本当に亡くなったの？
クラスメイト2
現実を、受け止められない
予想通り朝から由奈のことばかりしか聞こえない
ビクビクして過ごす日々
私はなんてことをしたのだろうかと
抵抗しなければよかったと
後悔している
放課後
雄也
奈緒ちゃん…奈緒ちゃん…
奈緒
ヒイッ！
奈緒
ゆ、雄也さん…?
雄也
ちょっときて
奈緒
は、はい…
雄也
ねぇ、由奈ちゃんを落としたの奈緒ちゃんでしょ？
奈緒
え、どうしてそれを…。
雄也
奈緒ちゃんの指紋とか消したの俺だからね？
奈緒
え…なんで…
雄也
まぁ、内緒にしてあげるから！
奈緒
ありがとうございます…！
雄也
でも1つ条件がある
奈緒
何でしょう？
雄也
俺と付き合え
奈緒
え⋯⋯。
雄也
そうじゃないとバラすよ？
奈緒
いや、それは嫌です！
雄也
なら、言うこと聞きな
奈緒
はい…
雄也
もうこれで奈緒ちゃんと一生一緒♪
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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