sha
できるだけ誰とも顔を合わせず,
空気のように息を潜める。
ここでの生活で随分内気になった。
でも、仕方がないでしょう?
sha
sha
あーあ。
また間違えた。
従順でいなきゃいけないのに。
機嫌を損ねないように気をつけないと いけないのに。
選択を間違えれば
吐きそうになるほど殴ってくる。
だから
ご飯を食べれなくて良かったと心底思う
空っぽの身体で良かった。
本当に。
身体も心も全部捨てて。
そしたら楽になれる。
何も考えずにいられる。
ここに来て1ヶ月。
こんな所にいておかしくならない方が 狂ってる。
毎日殴られて嘲笑われる。
脳裏に浮かぶのは悪意の眼差しだけ。
厚生授業は
嫌で仕方無かった。
この授業を受けていると,
自分が犯罪者だと認めてしまうような 気になる。
普通に生まれていたなら、
人を殺さずに済んでたのかな。
今頃幸せに生きてたのかな。
実際は厚生させられる側の罪人だけど。
sha
こんな人たちと同じにされたくない。
sha
sha
なに?なにされたの?
全身に激痛が走る。
痛い。
皮膚を焼いてるみたい。
お腹あたりに何か刺された?
sha
sha
sha
sha
今すぐにでも許しを乞わなきゃ
後でどうなるかわからない。
sha
ごめんなさい。
謝るから殴らないでください。
もう俺を壊さないでください。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
sha
sha
sha
血が垂れてきてるのが分かる。
sha
sha
お願い看守さま...ッ
この人が刺してくるんです。
普段から暴力振るわれてるんです。
助けてください..ッ
その冷ややかな声と
平然とした視線。
看守さまは、
俺から目を逸らした。
なんで、?
俺が刺されてるの見てたでしょう?
なんで。
何故目を逸らしたのですか。
看守さまは、
秩序を乱す者は嫌いではないのですか。
何故俺にだけ罰を与えるのですか。
sha
「 お前に味方なんていねーよww 」
その日から、
看守さまも虐めてくるようになった。
事あるごとに難癖をつけて罰せられた。
暗闇の牢に何十時間も閉じ込められた。
でも直接手を出してはこなかった。
手を出さずとも、
みんなが俺を虐めていたから。
もう耐えれない。
傷だらけの身体と心が痛い。
そう思ったとき、
"言ってはいけない事"を初めて口に 出してしまった。
sha
sha
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コメント
5件
虐めてるやつ♡♡♡か……(⚪︎^⚪︎)プンスカ!!
クソ看守とクソ囚人がカスすぎて笑える。( ˙-˙)