TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

過去へ戻る代償

一覧ページ

「過去へ戻る代償」のメインビジュアル

過去へ戻る代償

1 - 過去へ戻る代償

♥

165

2019年10月06日

シェアするシェアする
報告する

達哉

なあ知ってるか、この噂

優馬

どの噂だよ

達哉

俺のクラスで話題になってるんだけどさ

達哉

学校の近くの公園にさ、現れるんだってよ

優馬

何が?

達哉

行きたい過去に戻してくれるっていう超能力者?みたいな奴が

優馬

は?それ、ただの都市伝説だろ

達哉

いや、本当にいるんだって

優馬

大体、戻してくれるって何でだ?

優馬

そいつにメリットでもあるのかよ

達哉

それはよく分からないけど、面白そうじゃね?

達哉

それに、クラスの奴も会ったって言ってたんだよ

優馬

で?会ってどうだったって?

達哉

何か、代償?が必要みたいなこと言われたから断ったんだって

優馬

その代償って何だ?

達哉

さあ、そこまでは聞いてないらしいけど

達哉

とりあえず、明日の放課後言ってみようぜ

優馬

戻りたい過去でもあるのかよ

達哉

まあな

達哉

どうせ、暇だろ?

優馬

しょうがないな

優馬

わかった、行ってやるよ

翌日の放課後

達哉

なあ、今日行くよな

優馬

あー、そうだったな

達哉

忘れてたのかよ

優馬

あんな信憑性のない噂、誰が本気にして覚えてるんだよ

達哉

まあ、とにかく行こうぜ

達哉

そしたら、嘘か本当かわかるだろ

学校近くの公園

達哉

ここだな

優馬

つうかさ、いつ現れるのかわかってるのか?

達哉

確か…毎週金曜日の深夜0時だったかな

優馬

今日は?

達哉

木曜日

優馬

明日じゃねえかよ

達哉

悪ぃ悪ぃ

達哉

あ、でもそれっぽい奴いるよ

優馬

はあ?今日は、金曜日じゃないんだろ?

優馬

だったら、いるわけないだろ

達哉

いや、でもあそこに…

達哉が指さす先には、黒いフードを被ったいかにも怪しい男がベンチに座っていた

優馬

ただの不審者だろ

達哉

近付いてみようぜ

優馬

おい、待てよ

達哉は、男の元に行った

達哉

あの…

何ですか?

達哉

あんたが、超能力者の人?

はい、そうですけど

優馬

意外と普通じゃん

達哉

俺たち、あんたの噂聞いて来たんすよ

そうでしたか

どうなさいますか?

達哉

じゃあ、俺たちが初めて会った日

優馬

お前、まさか?

かしこまりました

男がそう言った瞬間、2人は白い光に包まれた

ネシ、デンシルク…笑

達哉と優馬が初めて会った日

達哉

お、過去に来たみたいだな

達哉

代償が何か聞くの忘れたな

優馬

なあ、なんでよりにもよってこの日にしたんだよ

達哉

この日だからだよ

達哉

俺は、やり直したかったんだ

優馬

あ、誰か来た

そこにやって来たのは、達哉だった

達哉

あれ、俺だよな

優馬

そうだな

達哉

過去の俺は、過去に存在するんだな

優馬

やっかいだな

達哉

何が?

優馬

過去にお前がいるってことは、変えたい過去には必ず過去のお前が関わってるってことだろ

優馬

だとしたら、変えるのは至難の業だよ

達哉

何で?

優馬

何でって

優馬

過去のお前と今のお前が顔を会わせたらまずいだろ

達哉

そうなのか?

優馬

あーもう、だから!

優馬

過去のお前にとって、今のお前は未来の自分なわけで

優馬

絶対、混乱して訳分からないことになるだけだからだよ!

達哉

確かにそうだな

優馬

とにかく、今何時だ?

達哉

今は、午後2時だな

優馬

てことは、あれが起こるのは

優馬

あと2時間後か…

ー1時間30分後

優馬

お、出てきたぞ

達哉

ついていくか

優馬

絶対、顔見られるなよ

達哉

あぁ、わかってるよ

雨が降り出した

達哉(過去)は、急いで近くの高架下のトンネルに雨宿りをしに行った

達哉

ここだな

優馬

あれが起こるまで、あと5分か…

そこに、優馬(過去)と若い女性がやって来た

優馬(過去)

雨、凄いっすね

達哉(過去)

そうっすね

女性

いきなり、降ってきましたね

すると、そこにもう1人やって来た

女性

あ、柊!

優馬(過去)

知り合いっすか?

女性

はい、まあ

偶然だな

ずっとお前のこと、探してたんだよ

女性

私たち、もう終わったはずだけど

俺はそうは思ってない

もう1回やり直そう

女性

何言ってるの?

女性

やり直せるわけないじゃない!

お前がそんなこと言うんだったら、お前と一緒にここで死ぬ!

女性

は?意味分からないんだけど

柊は、ポケットからナイフを取り出して女性に向けた

優馬(過去)

落ち着いてください!

達哉(過去)

話し合えばいいじゃないっすか!

話し合っても解決しないんだよ

女性

やめて!

柊が女性に向かってナイフを振り上げた瞬間、達哉(過去)と優馬(過去)が柊に飛びかかった。

達哉(過去)

やめろ!

達哉(過去)と優馬(過去)は柊と揉み合いになり…

達哉

今だ!

達哉と優馬は過去の自分たちを突き飛ばし、ナイフを奪い取りその場から立ち去った。

達哉(過去)

え?

優馬(過去)

何だ今の

あー!

柊は、女性の首を絞めた

女性

うっ、いや…

優馬(過去)

やめろって

達哉(過去)

警察に電話だ!

達哉(過去)

通話終了

通話
05:00

その様子を達哉と優馬は物陰から見ていた

達哉

これで良いんだよな

優馬

大丈夫だろ

優馬

女性は殺されてない

達哉

これ、どうやって元の時間に戻るんだ?

優馬

確かにな

優馬

お前、知らないのか?

おや、過去を変えられたみたいですね

達哉

うわっ、ビックリした

優馬

どうやって戻るんだ?

戻る?笑わせないでください

過去を変えたら、同じ未来にはならない

つまり、あなた方は同じ未来には戻れない

達哉

は?ふざけんなよ

考えればわかると思ったんですけど、意外と頭悪かったみたいですね

優馬

どうすりゃいいんだよ

矛盾を直すには、2つしか方法はないですね

達哉

2つ?

はい

1つは、あなた方2人があの女性を殺す

もう1つは、今ここで私があなた方2人を殺す

達哉

は?

殺すか、殺されるか

さあ、選んでください

優馬

選べるわけないだろ!

そうですか

なら、仕方ないですね

達哉と優馬は、過去に来た時と同じような白い光に包まれた瞬間

辺りが、真っ赤に染まった

達哉

えっ

優馬

えっ

辺りを真っ赤に染めたのは、2人の血しぶきだった…

もともと、あなた方に選ぶ権利なんてなかったんですよ

言いましたよね?

ネシ、デンシルク…

苦しんで、死ね

って笑

代償は、あなた方の死…だったんですよ

ー現在

美琴

今日さ、金曜日だよね

梨沙

そうだね

美琴

じゃあ、あの噂確かめに行こうよ!

梨沙

あー、行きたい過去に戻してくれるってやつ?

美琴

そう!

梨沙

うん、確か今夜の0時だよね

梨沙

行こう!

美琴

この公園だよね

梨沙

うん、確か

どうされました?

美琴

過去に戻してくれる人?

はい、そうですよ

代償が必要になりますが、今回はもう支払われてるので大丈夫です

梨沙

代償?

はい

前日に生贄として、過去に誰かを戻す

という行為がすでに行われていますので

梨沙

それがなかったら?

あなた方を殺すことになってたでしょうね

美琴

はあ、良かった

美琴

昨日、馬鹿にこの噂教えといて笑

この作品はいかがでしたか?

165

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚