テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
546
209
35
#さしすせ組
コメント
1件
第3話、めっちゃ良かった…!毒酒から救われてからの流れがもう、完全に呪いの王様に絡め取られてる感じがたまらなくいい…。「捨てられることが恐ろしい」って告白、朱莉の宿儺への依存がガッツリ描かれててゾクゾクしたわ。刻印を刻むシーンの「熱さ」と甘美さのバランスも絶妙で、ラストの「安心して目を閉じろ」の支配と包容が混ざった台詞にやられた。続きめっちゃ気になる🔥
毒酒の苦痛が引いた後も、朱莉の体にはまだ激しい疲労感と強烈な痺れが残っていた。 宿儺の太い腕に固く抱き寄せられたまま、朱莉は浅い呼吸を繰り返し、冷や汗の浮かぶ額を彼の熱い胸元に預けている
朱莉
宿儺
見上げると、四つの瞳のうち下が薄く細められ、朱莉の顔を覗き込んでいた。 死の淵から引き戻された安堵と、この男に生死のすべてを握られている恐怖。その混ざり合った感情のまま、朱莉は爪が食い込むほど宿儺の着物を強く握りしめる
朱莉
宿儺
朱莉
絞り出すような朱莉の告白に、宿儺は一瞬だけ口元を歪めた。 逃げ場のない狂気。最初は気まぐれで生かされたに過ぎなかったが、朱莉の心はいつしか、この「凶悪な呪いの王」の腕の中にしか己の居場所を見出せなくなっていた
宿儺は腹の底から低く嗤うと、四つの腕のうちの一本の指先を、朱莉の華奢とうなじへ滑らせた
宿儺
朱莉
宿儺
宿儺の鋭い爪が、朱莉のうなじの皮膚を滑る。 次の瞬間、じわりと熱い呪力が指先から直に注入され、朱莉の肌に朱色の刺青のような鮮やかな刻印が浮かび上がっていった
朱莉
まるで肌の内側から火で焼かれるような激痛と熱量。だがそれは、宿儺の呪力が己の血肉と深く溶け合っていくような、強烈で甘美な快楽でもあった
宿儺
爪を離した宿儺は、そのまま朱莉の顎を強引に持ち上げると、逃げ場を塞ぐように深く口づけを落とした。 毒と血の残香が漂う、暴虐で濃厚な吻
朱莉
息が続きなくなり、朱莉が身悶えしても、宿儺は放さない。残りの腕で後頭部を固定し、彼女の息も、熱も、すべてを飲み干すように深く喰らいついていく。 やがて唇が離された時、朱莉のうなじに刻まれた赤き印は、夜の暗闇の中で怪しく美しい光を放っていた
宿儺
宿儺は朱莉を胸元へと引き寄せると、大きな手でその背中をゆったりと撫で下ろした
宿儺
圧倒的な支配と、すべてを肯定されるような強烈な包容力。 朱莉は宿儺の脈打つ強い鼓動を聞きながら、朱に染まるその腕の中で、静かに深い眠りへと落ちていった――