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ゴミ
ゴミ
正直、理解が追いつかなかった。
フルフェイスを脱いだ下にあったのは、最初の投票で死んだはずのゴミだった。
セイヤ
ゴミは教壇の前までやってくると、みんなのほうへと振り向いた。
ゴミ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
これまで黙っていた分を取り返すかのごとく、やたらと饒舌なゴミ。
イチカ
ゴミ
イチカ
相手がゴミだからなのか、口調が荒くなるイチカ。
そんなイチカに無表情のまま猟銃を向けるゴミ。
ゴミ
ゴミ
イチカ
銃口を突きつけられたせいか、急にトーンダウンするイチカ。
ゴミ
セイヤ
セイヤ
セイヤが口を開くと、ゴミはうっすらと笑う。
ゴミ
ゴミ
自然とみんなの視線が、ゴミの母と呼ばれた女性に集まる。
セイヤ
マドカ
ハカセ
ハカセ
ハカセの言葉にゴミは笑みを浮かべた。
ゴミ
ゴミ
ゴミ
フルフェイスA
フルフェイスヘルメットを被った父の言う通り、ゴミは教室に入る。
レイ
フルフェイスB
母の言う通りに、黒板を背にしてゴミは立つ。
レイ
隣で恨み言を漏らすレイの姿を見てから、ゴミは手を前に差し出した。
事情を察した母が、そっと猟銃を手渡してくれた。
それを構え、銃口をレイに向けると、ゆっくり口を開く。
ゴミ
豹変したゴミの態度に、レイは涙で歪んでいた表情をさらに歪ませた。
レイ
ゴミ
ゴミ
レイ
あえて足元を狙ってやった。
散弾が弾け、レイはその場に崩れ落ちる。
真っ赤に染まった下半身は、思っていたよりグロテスクだった。
痛みのあまりか、声が出ない様子のレイ。
わざと銃口を顔に突きつけてやった。
ゴミ
ゴミ
レイ
レイ
レイ
ゴミ
ゴミ
ゴミ
容赦なく引き金を引き、その先にはかつて人間だった肉のかたまりだけが残った。
人は簡単に死ぬ。 驚くくらいあっさりと。
ゴミ母
ゴミの母はその場でライダースを脱ぎ、フルフェイスヘルメットと共に女に差し出す。
ゴミ
ゴミは制服のうえにライダースーツを着ると、フルフェイスヘルメットを被る。
フルフェイスB
ゴミ母
ゴミ母
フルフェイスA
フルフェイスA
フルフェイスA
フルフェイスA
ゴミ母
そう言うとゴミの母は教室の外へと姿を消した。
学校を離れ、脅迫文をばら撒かねばならないからだ。
そして、他の保護者の中に紛れ込み、保護者達の動向を担任に伝える役目に徹する予定である。
フルフェイスB
フルフェイスA
フルフェイスB
ゴミ
ヨウタ
ゴミ
ゴミの言葉を聞いた時、セイヤはこれまで抱いていた違和感の正体を知る。
セイヤ
その違和感がフラッシュバックをして、セイヤは思い知らされる。
気づけたのだ。
少なくとも、人数が合わないことには。
セイヤ
セイヤ
ゴミ
ゴミ
ヒメ
マドカ
セイヤ
セイヤ