次の日 昼休み
男子生徒
真冬
男子生徒
真冬
真冬
真冬
僕はその人を見た時、驚きのあまり固まってしまった
暁
真冬
暁
そう言われて差し出されたのは、紙袋
中には、パーカーやらメガネやら 色んなものが入っていた
真冬
暁
真冬
真冬
暁
そういうと、暁さんは口を開いて話し始めた
暁
両親は2人とも放任主義で、俺のことを何とも思っていない奴らだった
そんな家が嫌いで嫌いで、俺は家を出て行った
そこで彼方と、道端で会ってから 少しずつ人生が変わっていった
俺のことを何一つ疑わずに信用してくれたのは、彼方が初めてだった
だから、ちょっとくらいいいんじゃないかって思い始めた
無理やりやったのも、あっちから煽ってきたんだって言い訳して
そこからそういうことしかやらなくなって、恋人っていう関係で無かったのは確かだ
暁
真冬
暁
真冬
そう問いかけると、暁さんは一呼吸置いてから話し始めた
暁
暁
暁
真冬
真冬
暁
真冬
暁
暁
真冬
確かに彼方さんの家庭事情は何も聞いた事がない
僕は暁さんの話を聞いて、全部のパズルが埋まっていくような感覚になった
彼方さんが誘拐されかけたのも
時折、何かに怯えるような表情になるのも
それらが全て、家の事が関係していたとしたら?
真冬
優
渉
見ると、2人が玄関から僕を呼んでいた
真冬
暁
暁
真冬
真冬
真冬
真冬
真冬
僕の白くやわらかい手のひらは、彼方さんを傷つけないよう支えることができる手なのかもしれない
そうだとしたら、僕は彼方さんが苦しいときにどうにかできる力は無いけど、そっと温もりを与えてあげられるかもしれない
真冬
真冬
そう決意してから、2人の方へ振り返る
真冬
不思議と、走る足は軽やかになっていた
次の日 彼方の部屋
真冬
彼方
彼方
彼方
真冬
真冬
彼方
真冬
真冬
彼方
彼方
がっつり嘘がバレていた真冬だった
コメント
1件
暁さん…実は良い奴…?でもまぁ… そらるさんにしたことは許されること じゃないけど…でも行き場無かった そらるさんを救ったことは確かだな…… そしてやっぱりそらるさんは家庭の方で 何かがあったんだな……まふくんになら そらるさん…全部話せるかな……??? 続き読んできます!