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「天使になりたい」なんて言葉、 誰が最初に言い出したんだろう。
その言葉を聞くたびに、胸が少し痛くなる。 だって “なりたい” ってことは、 まだ “なれてない” ってことでしょ。
本当、こんなこと考えてる自分が
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教室の隅でまぜ太が机に伏せて寝てる
ノートには落書きのようなメモが
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まぜ太の苦しみが痛いほど伝わってきた。 きっとおでは今、泣きそうな顔をしているだろう。
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まぜ太の声はいつもより静かだった。 笑うときよりも、ずっと本音に近い。
〜放課後〜
おでと、あっとが先生にコンピューター室へと、呼び出された。
教師
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机の上には銀色の小さな機械が置いてある。 それに手をかざすと、脈拍と感情の波が色になって現れる。
教師
教師
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教師
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教師
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教師
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廊下に出ると、あっとがぽつりと、呟いた。
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沈黙。 蛍光灯の光がやけに白くて、 2人の影を長く伸ばしていた。
〜その頃まぜ太は〜
屋上。 俺は1人で空を見ていた。
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俺は、スマホに保存されたメモを見つめた。
『もし、天使になれなかったら 僕は何になればいいんだろう。』