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ヒーロー

えっとこの場所のことよね

ヒーロー

誰から話す?

魔法少女

私なーんにも知らないから話せない!

じゃあ僕が話すよ

魔法少女

よろしく!

僕が知っているのはこの場所はいろんな人がいたりいろんな人が消えたりするってこと

僕はこの場所から出た事がない

僕が話した人は皆んな「自分の物語に行った」「理想の世界に行った」って言うけれど

僕は違うと思ってる

それは『夢』を見ていて

その『夢』は自分のしたい事、やりたい事が出来る

『夢』の世界で出来ないことなんてないんだ

でも僕は『夢』を見た事がない

それはなぜか?

僕が思うに僕自身にやりたい事がないから希望も夢もぜーんぶないから

何で希望がないのかって?

僕には特技がないんだ力が強かったり魔法が使えたり___そんな事僕には出来ない

何で僕には夢がないのかって?

僕はこの場所の事以外何にも知らないから 君達の名前も昔の僕だったら理解できてないと思う

ちょっと話が戻るけど『夢』はその人にとっての理想だ

ここはいわゆる夢を見るための場所、ベットって事

___これが僕の考え

ヒーロー

なるほどね

魔法少女

え、何?ここってベットだったの?

ヒーロー

てゆうかあんたにも希望はあるでしょ

どうして?

ヒーロー

この場所についてもっと知れるからよ

ヒーロー

もしかしたら真相もわかるかもしれない

そっか

それが僕の希望か

僕の『夢』か

ありがとう

何だか嬉しいよ

ヒーロー

それは良かった

魔法少女

私、お話の意味がわかんない

魔法少女

とっても難しい話をしているの?

ヒーロー

ふふ、貴女もいつか理解できるようになる日が来るわよ

魔法少女

何それぇ〜(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)

ヒーロー

さて次は私の話ね

第9話

僕に希望を

『真っ暗な世界の魔法少女』

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