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理奈
理奈
朝、私は…
7時40分に起きてしまった!!
8時までに着くのが学校のルールなんだけど…
これじゃあ間に合わないかも…!
パクっ
右手に持った菓子パンを、口の中に詰める。
ずっと走っていると、
理奈
少し先に、颯太の姿が見えた。
颯太も、寝過ごしたのかな?
さっきよりも走るスピードを速めて、颯太のところに行く。
颯太
理奈
口に入った菓子パンをゴクリと飲み込むと、颯太の方に少し顔を向けた。
理奈
理奈
走っているから、呼吸が苦しい…
颯太
颯太
恥ずかしそうに笑う。
理奈
理奈
理奈
理奈
私は立ち止まり、膝に手を乗せ、身体を休ませた。
颯太
颯太も立ち止まり、私に寄ってきてくれた。
理奈
なんで颯太は大丈夫なの?!
あ、そっか
いつもランニングしてるからか…
颯太
理奈
颯太は、私の顔に指を近づけてきた。
理奈
颯太
颯太は、私の口の周りを指で触った。
颯太
理奈
颯太
颯太は、ティッシュを取り出し、自分の指を軽く拭きながら言った。
颯太
颯太
理奈
私は、口の周りを触った。
もしかして、菓子パン?!
カーッと顔が赤くなるのがわかった。
理奈
理奈
理奈
すっごいカタコトになった。
颯太
颯太
颯太
理奈
可愛い…?私が?
颯太
理奈
颯太も、流石に恥ずかしかったかな…
颯太
理奈
私達はまた、走りだした。
なんでかな…
颯太に、可愛いって言われただけなのに、まだドキドキしてる…
深い意味じゃないっていうのは、わかってるんだけど…
理奈
颯太
理奈
颯太
理奈
チャイムが鳴ると同時に教室に入った。
なんとか間に合った…かな?
席に座ると、
穂乃果
穂乃果
穂乃果が、小声で私と颯太に話かけてきた。
颯太
颯太
颯太
理奈
理奈
穂乃果
穂乃果は、ため息をつくように言った。そう聞こえてしまった。
それから、穂乃果は前を向いた。
理奈
もしかしたら、穂乃果、私達が2人で居たから?
そうだよね…
好き…なんだもんね…
ズキ
あれ…なんだろ…
次の授業は、体育だった。
女子と男子に別れて、サッカーをしていた。
理奈
理奈
穂乃果
理奈
穂乃果
穂乃果
穂乃果、どうしたんだろ…
もしかして、ずっと朝のこと考えてるの?
私のせいだ…
クラスの女子
クラスの女子
理奈
クラスの女子達が、颯太の話をしていた。
なんだろ…?
颯太の方をみると、
颯太
クラスの男子の名前を呼ぶ。
颯太
颯太
颯太は、男子から受け取ったボールを、上手に蹴り、シュートした。
理奈
カッコいい…