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りうらの全部が欲しい
カーテンの隙間から差し込む光で、いるはゆっくり目を覚ました。
𝐼 🤪
隣には、まだ眠っているりうら。 昨日、あんなに強引に迫ってきたとは思えないほど、無防備で穏やかな寝顔だった。
𝐼 🤪
𝐼 🤪
体の奥がじん、と熱くて、昨日りうらに攻められた感覚が生々しく蘇る。
その感覚が、妙に心地よくていふはふと、りうらの背中に腕を回して、抱きしめた。
𝐼 🤪
低くかすれた声で囁くと、りうらのまつ毛がピクリと動いた。
𝑅 🐤
𝐼 🤪
りうらの目が一瞬大きく見開かれた後、ゆるく笑う。
𝑅 🐤
𝐼 🤪
𝑅 🐤
りうらがゆっくり体を起こし、いふの頬にキスを落とす。
𝑅 🐤
𝐼 🤪
返事の代わりに、りうらはまろの唇を優しく塞いだ。
昨夜のような激しさではなく、柔らかくて深くて、心をほどくようなキス。
𝑅 🐤
シャツの裾から滑り込んだ指が、いふの肌を撫でる。
体がびくりと震えるたびに、りうらはキスの位置をずらした。
𝐼 🤪
𝑅 🐤
まろの吐息が熱を帯びていく。 肌に落ちるキスがひとつひとつ、愛情と欲で濡れていく。
𝐼 🤪
𝑅 🐤
ベッドの上で、逆転したふたりの関係は、今日もまだ、甘いまま溶けていく。