私立虹ヶ丘高校、 2-Aの教室。
三時限目が終わって、 私はあくびを噛み殺した。
昨夜、遅くまで クッキーを作る練習を していたのだ。
架恋
架恋
架恋
架恋
私は決意も新たに、 軽く拳を握りしめる。
そんな気持ちもつかの間、 眠気には勝てず机に 突っ伏した時だった。
クラスの女子1
架恋
クラスの女子2
クラスの女子1
架恋
私はひそかに、 耳をそばだてる。
架恋
クラスの女子3
クラスの女子2
クラスの女子1
クラスの女子3
架恋
架恋
架恋
キーンコーン カーンコーン……
ようやく、終業の チャイムが鳴った。
架恋
私は眠い目を しばたたかせながら、
教科書やノートを 通学リュックに仕舞う
架恋
架恋
架恋
さっさと下校したい私は 友達の誘いを断り、
ひとりで昇降口へと 向かった。
すると、廊下の先に 気になる人影がある。
架恋
架恋
架恋
学校一のモテ男として 有名な、苑原先輩。
私には関係ない人種だと 思っていたけれど……
思わず後を追うと、 先生たちは連れだって 図書室へと入っていった。
――確か今日は、休室日 じゃなかったっけ。
架恋
架恋
私は辺りを見渡し、 人通りがないのを確認する。
それから、二人の入って いった図書室のドアに、 そっと耳を寄せた。
山名
山名
架恋
苑原
苑原
架恋
苑原先輩が攻めで、 山名先生が受け――、
クラスの腐女子たちの 会話が、脳裡に蘇る。
山名
苑原
苑原
架恋
架恋
コメント
1件
これ本当に自分で考えたの!?ってぐらい凄い(((o(*゚▽゚*)o)))