保科宗四郎の妹はある意味天才

私とお兄ちゃんの二人暮しの生活はあっという間に過ぎた

その間にお兄ちゃんは色んな人を家に連れて来てくれた(何故かレノさんだけは連れて来なかったけど)

そして……副隊長がお兄ちゃんになってから1年が経過しようとしていた…

こんなふうに話しているとお兄ちゃんは直ぐに仕事に行っちゃう

お兄ちゃんが仕事に行けば私もちょっと前から始めたバイトに向かう

こんな毎日だった…

なのに今は……

ﾊｲｹｲﾅｶｯﾀ……

今は怪獣が街をほぼ全てめちゃくちゃにした…いや、ほぼ何てものじゃない……街は全壊だ

私は任務中のお兄ちゃんがシェルターに案内してくれて…その後、シェルターでも耐えられなくなったから第３基地に移されたり第1部隊の基地に移される人もいた

私はお兄ちゃんの希望もあって第３基地に留まった

しかし…戦闘の状況は余り良くないようだ

私はずっと避難民用の部屋に閉じこもる日々だ…お兄ちゃんは時々顔を出してくれるが傷だらけで毎日毎日心配した

真夜中にこっそり部屋に入って来て私の寝顔を少し見てから部屋に出て…多分、戦闘だろう

今ではそんな毎日だ

心配になって基地にあるお兄ちゃんの部屋に行こうとしている時知らない人に声を掛けられた

第1部隊の隊長、鳴海弦さんという人が声を掛けてきた

突然声を掛けられ「保科副隊長を知らないか？」と聞かれキョトンとしているとため息をつかれた

部屋に行こうとしたら呼び止められ「ここは時期に危ないし僕の所に来たら？」と言われ首を横に振ると何やら興味を持った様な顔をした

長谷川）隊長、早く行きますよ

長谷川）はいはい応援されたらやりますよ

兄の馬鹿正直さで隊長クラス等は全て馬鹿なのかと錯覚し始めていますね

立派なブラコンですね

この戦いは少々……うーん…長かった…の方がいいのかな……

まぁ、長かったですね

だいたい2週間ぐらいですね

数が多いし何やらクラス？とかも高いとか…数と質を両方兼ね備えた怪獣ほどやっかないやつは居ないとお兄ちゃんの遺言が…

……ごめなしゃい……

街の復興には数年も費やした

数年……そう、皆さん数年ですよ？年ですよ？

いや、街の方もそうだが今は私の方がだいぶ困っております

街の復興に追われてお兄ちゃんは忘れるかと思ったら忘れてないしなんか一人追加された

レノさんは…まぁ、アレだ……うん（？）

諦めようかな……と、何度も思ったが…諦めたら良くないことしか起きなさそうだから諦めようにも諦められない…

↑こやつしれっと薬指に指輪はめたぞ…

二人）ｶﾞﾙﾙﾙﾙﾙ……

私達3人の未来は一体どこまで続くのやら…

諦めて付き合え〜or結婚しろ〜なら♥1000 どうでもいいや〜の人は……まぁ、うん…いいや！（？）