/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
田中美咲
失礼します
おはよう高橋さん
おはよう高橋さん
高橋楓
おはようございます…
田中美咲
今日も点滴するからね
高橋楓
はい…
高橋楓
あの、田中先生はなぜ医者になろうと思ったんですか…？
田中美咲
ん〜私ね、幼い頃にお母さんが病気で亡くなったの。それで、お母さんみたいな病気になった患者さんを救いたいて思って医者になったの
高橋楓
そうなんですね…
田中美咲
高橋さんはなぜ看護師を目指そうと思ったの？
高橋楓
私と同じような病気の人と寄り添えるような看護師になりたいと思ったからです
田中美咲
そうなんだ…そのためには今の闘病生活を乗り切ろうね！
高橋楓
はい
田中美咲
じゃあ今から点滴するね
高橋楓
はい
山田悠真
失礼します
田中美咲
山田先生
山田悠真
田中先生ちょっと話が
田中美咲
分かりました
田中美咲
で、話とは？
山田悠真
高橋さんの容態がかなり深刻している
田中美咲
そんな…
田中美咲
これからどうすれば…
山田悠真
私たちではどうにもできない…
高橋楓
（え、そんな…私…）
楓は2人が話している内容を聞いてしまった
田中美咲
高橋さんにはどうやって話したらいですか？
山田悠真
それは田中先生に任せます
田中美咲
分かりました…
田中美咲
（任せるって言われても…）
高橋楓
嫌だ…
田中美咲
え…？
高橋楓
死にたくない…
高橋楓
怖い…
田中美咲
高橋さん…
その時美咲は優しく楓を抱きしめた
田中美咲
大丈夫
田中美咲
大丈夫だから！
田中美咲
私が助ける
高橋楓
田中先生…
高橋楓
うぅ…
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
中野結月
やっほー来たよ
前川拓海
楓、元気か？
高橋楓
結月、拓海くん…
田中美咲
お友達かしら？
高橋楓
はい…
田中美咲
お邪魔したら悪いわね
中野結月
どうしたの？元気が無いよ？
前川拓海
そうだよ
高橋楓
私、もうすぐ死ぬんだ…
中野結月
え…
前川拓海
嘘だろ…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
