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ゆい
数日が経った夜。 ゆいは布団に腰掛け、本を開いたまま手を止めていた。
ゆい
すぐ近くに、気配。
サンズ
扉の前に立ち、半身だけ部屋に入ってくる。
ゆい
サンズ
サンズ
フェル
フェル
サンズ
フェル
ゆいが布団の端をぎゅっと握る。
フェル
フェル
ナイトメア
ゆい
ナイトメア
ナイトメア
ナイトメア
ゆい
一瞬の沈黙。
インク
柔らかな笑顔で、視界に入ってくる。
インク
ゆい
納得したようで、どこか曖昧な声。
ゆい
理由は分からない。 ただ、「知ってる」感覚だけが残る。
サンズ
優しく、けれど逃がさない声。
サンズ
フェル
ナイトメア
ナイトメア
ゆいは布団に潜り込む
ゆい
誰も触れない。 けれど、誰一人として視線を外さない。 夜の静けさの中で、 その「優しさ」は、確実に――歪んだ形へと深まっていった。