ここは職員室
誰かがパソコンを打つ音やカルテを書き進めるペンの音が響いていた
ノエル(天使病)
そんな静かな職員室に入ってきた可愛い声
ノエルは真剣な面持ちで先生達の方を真っ直ぐと見つめた
アリス先生
すまない先生
ノエル(天使病)
ノエルは先程まで自由室で話していた事を先生達に伝える
途中で言葉が詰まったり、声が震えたりしたが先生達の明るい声掛けにより勇気を持って全てを話し終えることができた
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
すまない先生
アリス先生
ただでさえ静かだった職員室に静寂が流れる
ノエル、すまない先生、アリス先生の表情は暗く沈んでいた
すまない先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
気まずい雰囲気の中、アリス先生が口を開く
アリス先生
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
すまない先生
一度間を置いてすまない先生も口を開いた
すまない先生
すまない先生
アリス先生
うん、とだけ返事を返してすまない先生はノエルの方を見る
すまない先生
すまない先生
ノエル(天使病)
ノエル(天使病)
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生は時計を少しばかり見つめて話した
すまない先生
ノエル(天使病)
すまない先生
アリス先生
てってってっとスリッパの音を鳴らしながら走っていくノエルの後ろ姿を見送った後、すまない先生はアリス先生に向き直る
すまない先生
すまない先生
アリス先生
アリス先生
アリス先生
そうだよね、と頷いてすまない先生は椅子から立ち上がった
すまない先生
すまない先生
すまない先生
すまない先生の言葉を遮ってアリス先生は言葉を被せた
アリス先生
その通り、と言うようにハハッとすまない先生は笑ったのだ
アリス先生
アリス先生
アリス先生
すまない先生を急かすようにグイグイと押すアリス先生
職員室には少しばかり活気が戻った
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
バナナが自身の右足にこびり付いている石をトントン、と叩きながらそう独り言を零した
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
バナナは今日も月の光に当たりながら思考を巡らせる
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
はぁ…
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
胸が苦しい…
友達を失って辛い
友達が苦しんでいる姿を見るのは悲しい
そんな負の感情だけがバナナの心に溜まっていく
バナナの体の中は今、負のオーラが渦巻いているだろう
Mr.バナナ(月光病)
バナナの瞳から雫が一滴、零れ落ちる
その滴は重力により落ちていき、やがてバナナの脚の、石で覆われた部分に落ちて弾けた
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
そんな事を考えながらバナナはベッドから立ち上がる
バキバキバキィ!
Mr.バナナ(月光病)
石が砕けるような音がすぐ近くでした
なんの音なんだ、と思いながらもドアの窓を閉めに行く
Mr.バナナ(月光病)
石が砕けるような音がした数秒後、自分の右足の異変に気づく
Mr.バナナ(月光病)
無意識に右足を見てしまう
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
つい、少し大きな声が出てしまった
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
その場で軽く足を上下にする
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
Mr.バナナ(月光病)
急いでこのことをすまない先生達に知らせようとドアに向かう
Mr.バナナ(月光病)
しかし数歩歩いたところで足はピタッと止まる
先程の考えが何度も頭の中をよぎってしまう
自分だけ奇病が治って、変に思われないだろうか
そんな不安が頭から離れない
Mr.バナナ(月光病)
少し小刻みに震える手足
だけどマネーの様に、この症状が死の直前の警告かもしれない
Mr.バナナ(月光病)
バナナは先生達の元に、血液検査をしてもらう為にドアをゆっくりと開けた
コメント
9件
ミスターバナナも、もしかしたら…………と心臓バクバクしながら読みました☆(?) ミスターバナナッ!!!君だって奇病なのにッって思った… 続きが気になる…楽しみor今後どうなるの!?思考で頭いっぱいです☆(?)
ミスターバナナの言葉…立て続けに犠牲者が出てしまっている現状……彼の奇病の現実に沿っていて凄すぎる… よっしゃあ!!って喜びたいところだけどマネーみたいな例もあるから油断出来ない……くそぉ奇病がぁあぁぁ!!!(荒ぶるな) まじで最高!!続きが楽しみ〜!
今回のMr.バナナの言葉も感動しました。尊い心ですね。すごく良かったです。続きが楽しみ過ぎます。