私の1ヶ月を
貴方に捧げます
余命宣告された私は
1ヶ月をただただ 待つばかり
綾瀬 こはる
1ヶ月の日々が 母さんを苦しめる
私がいなければ… 母さんは苦しまないのに
綾瀬 こはる
そんな憂鬱な気持ちとは 裏腹に
"願いノート”には 叶えたいことが
日に日に増えていく
綾瀬 こはる
こはるの友達
こはるの友達
綾瀬 こはる
友達にも余命のことは 話してない
最終的に傷つくのは どーせ自分で
友達だって…後々 悲しんだりするんだから
今から哀れまれたって 嫌で嫌で仕方ない
こはるの友達
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
こはるの友達
綾瀬 こはる
こはるの友達
授業が終わり、放課後。
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
授業中にも、先生の目を こっそり書いていた
願いノートがないのだ
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
心当たりはあった
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
私は焦る気持ちを 抑えて
移動教室の場所へと 足早に向かった
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
移動教室でつかった 机の中は空っぽだった
その時だった。
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
…イケメン君。
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
先輩は願いノートを ペラペラしながら
こっちを見た
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
先輩からバッとノートを 奪い取り
その場をそそくさと 立ち去ろうとしたところ
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
先輩は宣言通り 願いを叶えてくれた
私が行きたかった海も
ちょっとした旅行にも 連れていってくれた
他にも色々叶えてくれた
…けれど
時間は刻一刻と 迫ってきて
1ヶ月という日は もう目の前だ
満点の空の下
今日は最後の日だから。
2人で散歩をしている
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
私は先輩に余命のことを 話した
自分の思ってること 全てを話した
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
次第に2人とも
涙声になっていった
綾瀬 こはる
霧島 楓斗先輩
神様。どうか…
1ヶ月後も
みんなが幸せで ありますように…