pr.
"昨日人を殺したんだ。"
ak.
ぇ…?
君はそう言っていた。
梅雨時ずぶ濡れのまんま、
pr.
…ッ 泣
部屋の前で泣いていた。
pr.
はぁ…ッッ(震)
夏は始まったばかりと言うのに君は酷く震えていた。
ak.
だ、大丈夫…ッ?
そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ。
pr.
殺したのは隣の席の、
pr.
いつも虐めてくる彼奴。
虐めてくる彼奴。
ドコッッドカッッ
虐めてくる彼奴。
あははッッ!笑笑
もう嫌になって
pr.
…ッッ、 ドンッッ
虐めてくる彼奴。
は…ッ?
肩を突き飛ばして
ドンッッッッ!!!
虐めてくる彼奴。
…
打ち所が悪かったんだ。
pr.
もう此処にはいられないと思うし、
pr.
どっか遠いとこで死んで来るよ。
そんな君に僕は言った
ak.
"それじゃ俺も連れてって"
財布持って
ナイフを持って
携帯ゲーム鞄に詰めて
pr.
"要らないものは全部 壊していこう。"
あの写真も
あの日記も
今となっちゃもう要らないさ
pr.
… ニコッ
人殺しと
ak.
…!✨
駄目人間の
ak.
p - のすけと俺の旅だねっ!
君と僕の旅だ。
pr.
…うんっ!✨
そして僕らは逃げ出した。
この狭い狭いこの世界から
母
何処行くの!!待ちなさい!
家族も
虐めてくる彼奴。
逃げんなよッッ!!!
クラスの奴等も
何もかも全部捨てて
君と2人で
ak.
"遠い遠い誰も居ない場所で2人で死のうよ"
pr.
…!
ak.
"もうこの世界に価値など無いよ"
ak.
"人殺しなんて其処ら中沸いてるじゃんか"
pr.
うん…っ
ak.
p - のすけは何も悪く無いよ。
君は何も悪く無いよ。







