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次の日

寧々

はぁ〜、今日は早く起きれた〜

寧々

幸せ〜

お父さん

寧々おはよう

寧々

……

お父さん

はい、お弁当

お父さん

今日は寧々の好きなハムを入れたよ〜

寧々

要らねって言ってんだろ(ボソッ

お父さん

何?

寧々

要らねって言ってんだろ

寧々

こっちは恥ずかしいんだよ!毎日毎日下手な弁当で、友達にも笑われて、お母さんが居たらもっとまともな弁当食べれたのに…

お父さん

…ごめん

扉を閉める音

お父さん

ごめんね、寧々

お父さん

(ゴホッゴホッゴホッ)

ピーポーピーポー

病院

通話終了

通話
04:17

病院

もしもし、寧々さんの携帯ですか?

寧々

はい、そうですけど…

病院

今お父様が病院に運ばれました。

寧々

え!?

病院

今すぐ病院に来てもらえますか?

寧々

はい…

病院

病院

ただいま、お父様お亡くなりになられました。

寧々

……

それから1ヶ月後私は父の遺留品整理をしていた。

そしてある物を見つけた

それは、父のお弁当ノートだった

2ヶ月前

お父さん

4月7日 今日は初めてのお弁当です!!上手に出来ると良いな〜

お父さん

4月30日 今日はハンバーグを入れてみました!形は悪いけど愛情込めて作りました!!寧々は喜んでくれるかな?

お父さん

5月6日 今日は寧々の好きなハムを入れてみました。寧々が自慢出来るようなお父さんになれるように頑張らないと!!

寧々

……涙

寧々

ごめんね、お父さん

寧々

わがままばっかり言って

お弁当ノートを閉じようとした時何かが落ちた

寧々

うん?何これ

それは、父から寧々に向けての手紙だった

お父さん

寧々へ

お父さん

寧々がこの手紙を読んでる頃僕は天国に居るでしょう。病気だったこと黙っててごめんね。

お父さん

お父さんは寧々が自信もって自慢出来るようなお父さんになる事が夢でした。

お父さん

お母さんを失ってから僕はお母さんの分まで寧々の側に居ようと決めました。でも、お母さんの代わりにはなれなかったね…ごめんね

お父さん

寧々が笑っているだけでお父さんも自然に笑顔になれた、寧々はお父さんの宝物だよ!!

お父さん

最後になるけど、お父さんが居なくなっても強く明るくいつもの寧々で居るんだよ!!お父さんとお母さんはいつでも寧々の味方だから!!

お父さん

何か困った時は1人で抱え込まずに誰かに相談するんだよ!!

お父さん

寧々今まで寧々と、過ごせた日々はとても楽しかった。

お父さん

ありがとう、そして愛してるよ。

お父さん

お父さんより

手紙には沢山の涙が滲んでいた

寧々は膝から崩れ落ちた

寧々

お父さんありがとう。

寧々

私も愛してるよ!!
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