誰かが言っていた。
『運命の赤い糸で結ばれている。』
自分には彼女がいた。
だけど、彼女は自殺してしまった。
彼女が嫌いだ。
でも、まだ好き。
自分の赤い糸は、切られたのでしょうか?
それとも、解けてしまった?
嗚呼、神様。俺に生きる意味を__。
くだらない毎日。
全てがモノクロに感じてしまう。
桃
俺は我慢の限界に達していた。
無意識に屋上に来ていた。
早く、彼女に逢いたい。
そんな思いが駆け巡った。
俺は、フェンスに足をかけた。
人に話しかけられてしまい、足を引っ込めてしまった。
桃
桃
初対面で『死ぬの?』はないだろ。
せめて聞くならもっと遠回しに聞けよ。
桃
この人は、何を考えているのだろうか?
もしかして、俺の自殺を止めようとしてる?
他人のあんたに何が分かるんだ。
桃
桃
『最後の話し相手』
何故か頭の中でリピートしてる。
死ぬのを実感したのだろうか。
桃
桃
気づいたら口を開いていた。
桃
桃
桃
桃
桃
青
桃
青
青
桃
そうだ。
俺は死にたかったんだ。
桃
バンッッ(ドアの開く音)
先生
先生
桃
桃
青
桃
それと同時に俺らはいっせいに走り出した。
先生
桃
桃
こんなに走ったのは久しぶりだった。
桃
桃
呼びかけても返事がなかった。
桃
周りを見たら誰もいなかった。
桃
桃
いまから先生に怒られるんかな。
めんどくさいし帰ろう。
桃
次の日
桃
桃
青
桃
桃
青
桃
それから、俺は頻繁に屋上に行くようになった。
青ともすっかり打ち解けた。
青と過ごしていくうちに俺はある疑問が浮かんだ。
なんで、毎日屋上にいる…?
俺が屋上に行くと必ずしもいる。
桃
青
桃
青
桃
青
桃
頭を鈍器で殴られたような気分になった。
桃
青
青
青
桃
いつしか俺は青のことを好きになっていたかもしれない。
俺の好きになった人は全員いなくなる。
もう、あんな思いしたくない。
桃
青
桃
桃
青
青
青
青
青
青
青
青
桃
青
青
バンッッ(ドアの閉まる音)
桃
桃
桃
『桃くんは私の気持ち分かってくれなかったじゃん!!』
『もう…辛いんだよ…っ』
前の彼女との記憶が蘇る。
桃
桃
桃
俺はとにかく走った。
でも、青の学年もクラスも分からないから全クラス調べていくしかない。
桃
どこを探しても青は見つからなかった。
桃
桃
先生
桃
先生
先生
桃
先生
桃
先生
桃
先生
先生
先生
桃
桃
青と喧嘩した日を境に青姿を消した。
青がいない間こんな噂が耳に入った。
『ねぇ、知ってる?』
『いじめられてた子が屋上で自殺したらしいよ』
『その子、今でも寂しくて1人で屋上に行くと話しかけてくるんだって』
『その子の名前?』
『苗字は知らないけど下の名前は青らしいよ』
吸い寄せられるように屋上に来ていた。
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
桃
青
桃
桃
青
青
桃
青
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
桃
桃
桃
青
桃
ガシャン
フェンスに足をかけた。
桃
青
そして俺は飛び降りた。
桃
青
『ただいま』
青
桃
青
桃
桃
青
『ねぇ、知ってる?』
『屋上に行くと幽霊がいるらしいよ』
『しかも2人』
『特に害はないんだけど、屋上に行くと時々2人の笑い声が聞こえてくるんだ』
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
ぬっしー
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明智光秀,,,