林檎、美咲の両方中3設定。
運動会なう
美咲side
「位置について…」
「よーい…」
パァン!!!
美咲
中学最後の運動会。
今は借り物競争。
ピストル音と共に、3年生が走る。
…しかし、そこに意中の人はいて。
林檎
森海林檎君。
足は大分早くて、成績優秀。
そのせいか、ファンクラブまである。
林檎ファンクラブ
林檎ファンクラブ
林檎
林檎君は…所謂クール、で。
去年のバレンタインも
貰っていた場面は見たものの、 全て断っていた。
…そもそも私は渡す勇気すら 無かったけれど。
林檎
一足先に借り物のお題の紙のある机 (語彙力皆無) に着いた林檎君。
林檎
…お題、悪かったのかな…
すると、こちらに走って来る林檎君が。
林檎
美咲
林檎
美咲
林檎君に手を引かれてゴールに向かう。
林檎ファンクラブ
少し視線が痛いけれど。
林檎君とゴールテープを切った瞬間は、
一瞬だけなはずなのに、長くて。
「借り物競争の結果発表です!」
「1位は…」
「森海林檎さんだー!!!」
林檎
美咲
「因みに林檎さん、借り物の内容は?」
林檎
「…はい。」
美咲
…何だろう
「素っ気ない人」、かな 「馬鹿な人」、かな
それとも、「嫌いな人」、なのかな
林檎
美咲
林檎ファンクラブ
林檎
林檎
美咲
美咲
林檎
美咲
林檎
美咲
林檎
林檎
美咲
林檎
にへら、と笑う君が 子供っぽくて可愛い。
なんて言ったら、 怒られるだろうか。
…私、木村美咲 森海林檎君の彼女になりました。