TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ーーー好きになった時点で、私はもう手放す気は無かった。

それが悪いことだって

ちゃんと分かってた。

放課後の校舎は静かで、

誰かのセイシュンだけが先に帰ってく

私は階段の踊り場で立ち止まって、

来るってわかってる人を待ってた。

偶然を装う為に

黒尾 ( クロオ )

……まだいたんだ。

黒尾先輩の声は、

いつもより少し低い

疲れている時の声

月詠 ( ツクヨ )

はい。何となく

何となく、で十分だった

理由を作ると、逃げ道になるから

黒尾先輩はフェンスに持たれて、

スマホをポケットにしまう。

誰かから離れてきたみたいに

黒尾 ( クロオ )

余裕そうだよねってさ

笑いながら言うけど、

その目は助けを探してる

私は何も言わない。

正しい言葉も

優しい嘘も。

全部捨てた

月詠 ( ツクヨ )

余裕、ありますよ

そう言うと

黒尾先輩は一瞬黙った

月詠 ( ツクヨ )

先輩は、

月詠 ( ツクヨ )

ちゃんと苦しそうです

その瞬間、

空気が止まる

欲しかったのは、

理解じゃない。

居場所。

黒尾 ( クロオ )

……それ、

黒尾 ( クロオ )

お前に言われるの、反則だろ

反則?

違う

選ばせただけ。

月詠 ( ツクヨ )

私、ここに居ますから

離れてもいい。 とは言わない

逃げてもいい。とも言わない

黒尾先輩は、何も言わず

隣に立った。

肩が触れる。

ほんの少し

その距離が、もう答えだった

ーー最初からこうなるって分かってた

儚いのは恋じゃない。

壊れるのは理性の方だ

月詠 ( ツクヨ )

名前 樟葉 月詠 好 黒尾 嫌 女の子

普通の生徒、目立たない 優しいふり、理解あるふりが得意。 でも内側は、 『 奪わなきゃ、居なくなる 』 黒尾の"余裕"が嫌いで、好き。

優しさも、

理解も、

献身もーー

全部手段だ。

月詠は、自分が悪女だと知っている

でも、

それを辞める理由がない

黒尾 ( クロオ )

名前 黒尾鉄朗 好 月詠 嫌 特になし

誰にでも優しい 距離感上手い 『 深く踏み込めない人 』 だからこそ、縛りたくなる

黒尾鉄朗は、

弱い自分をちゃんと理解している

だからこそ、

檻を拒まなかった

鍵を渡したのは誰でもない。

自分自身だ

鍵は、最初から渡されていた

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

3

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚