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Robot World

1 - Robot World 第1話

♥

250

2019年05月08日

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2038年1月27日

瑛治

ただいまー……

今日もか……

有紀

チッ

有紀

もう帰ってきたのか

瑛治

父さん…

有紀

お前なんかに父さんって呼ばれたくねえ!!

頬に衝撃がはしった。

毎日のことだから

もう慣れてることだけど…

僕は

水島 瑛治

中学三年の15歳。

毎日、父さんと母さんから虐待を受けている。

光理

はぁ…

光理

また目障りな子が帰ってきた…

瑛治

母さん…

安定の冷たい言葉。

僕は、2階にある自分の部屋に駆け込んだ。

学校のバッグからスマホを出して、電話をかける。

瑛治

瑛治

るい?

るい

おお!瑛治!

瑛治

今日もだよ。

瑛治

僕の家の状況。

るい

こっちも。

僕が電話をかけた相手、

佐々木 るいは、

僕の小学校からの親友。

るいも虐待を受けているから、たった1人の気持ちを共有できる人。

毎日、こうやって電話をかけてお互いの家の状況を話してる。

るい

また殴られたか?

瑛治

片方の頬だけね。

瑛治

もう痛ささえも分かんないよ。

瑛治

瑛治

そっちは?

るい

俺も叩かれた。

瑛治

ははwやっぱそうだよね。

るい

お互い、生まれてくる場所間違えたのかもなww

瑛治

だねw

有紀

有紀

おい!!

有紀

瑛治!!

瑛治

瑛治

あ…

瑛治

父さんだ…

るい

また買い物か?

瑛治

たぶんね。

瑛治

またテーブルの上にビールあったし。

るい

るい

お互い、がんばろうな。

瑛治

うん。

瑛治

じゃあ、また。

るい

またな。

僕は、重い足で階段を下りた。

瑛治

何?父さん

有紀

今日も酒買ってこい。

瑛治

だから、未成年だから買えないって。

有紀

チッ

有紀

ほんっと使えねえ…

有紀

じゃあつまみ買ってこい!

有紀

これならできるだろ?!

瑛治

……わかったよ…

有紀

ああ?なんだその目は

光理

しょうがないわよ。

光理

もともとこういう目をしてるんだから。

有紀

それもそうだなww

もう、こんなことを言われても僕の心は傷つかなくなった。

でも…

心のどこかで、

助けを求める僕がいた。

こんな家…

早く抜け出したい……

スマホと財布だけ持って、家から徒歩5分程のところにあるコンビニまで行った。

コンビニ店員

ありがとうございましたー

瑛治

(つまみ…)

瑛治

(鮭とばとチーズたらでいいのかな…?)

瑛治

………はぁ…

家に着いた僕は、

玄関につまみが入ったコンビニの袋だけを置いて、

家を飛び出した。

瑛治

さっき通ったばっかの道…

いつも通ってる道だけど、

なんか…今日は…

感じが違う気がする…

ふと、何か変な気配を感じた。

建物と建物の間に、細い脇道…

それは前からあった。

でも、そこに更にあったのは…

瑛治

…こんなところに扉なんてあったっけ…

でも、他の人は見向きもしないで僕の後ろを通り過ぎてく。

瑛治

………

変な好奇心が湧いた僕は

そっと、そのドアに手をかけた。

キー…

と、古いドアが開くような音がして

眩しい光が僕の目の前を照らした。

瑛治

ここ…どこだ…?

開いた先は、真っ白な世界。

気がつくと、僕の目の前に一体のロボットが立っていた。

瑛治

え…?

瑛治

ロボット……?

状況が飲み込めない…

ロボット

ロボット

ニンゲン…

ロボット

ヨウコソ

僕は、ただただ、そのロボットを見つめることしかできなかった。

来夢

はい!

来夢

お久しぶりです!

来夢

作者の来夢です!

来夢

今日から…

来夢

新連載です!

来夢

タイトルを見ていただければ分かる通り、

来夢

Robot World

来夢

を、またしばらく連載させていただきます!

来夢

また…お付き合いいただけると嬉しいです…

来夢

第10話まで書きたいと思っております。

来夢

よろしくお願いします!

来夢

近日、登場人物紹介あげます!

来夢

また、💚連打等、していただけると嬉しいです…。

来夢

じゃあ…今回はこの辺で!

来夢

ではまた!

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