病んでるぼくと元気付けたいきみたち

何も無いはずなのに心拍数が上がってる様な気がする。

自分を傷付けたい。 そして楽になりたい。

早く傷付けたい。

そんな気持ちが少しずつ強くなっていく。

気付けば俺はカッターを持っていた 。

なんだろう。 楽しいと思ってしまうのはおかしな事なのだろうか。

楽しい。

ちょっと楽になれる。

わかってた

自傷はダメだ。って

わかってたんだよ

だけど今更俺の手は止まらない 。

血が垂れる 。

ベッドを汚した 。

親父にまた負担かけるな 。

何よりバレたら面倒臭い 。

適当に包帯をしてカッターを棚に片付ける。

こりゃあ面倒臭い事になった 。

嗚呼 ……

少し寂しい

1人になってしまった

いや

今なら何をしてもバレない

だがその気持ちを抑える

今ここでやってしまうときっと止まれなくなる。

制御が効かなくなってしまう気がした

俺は勢い良く返事をする 。

嗚呼 、 枢軸か。と思いながら俺らは話す 。

幸せそう 。

俺もあんな風に幸せになりたいな。

JAPANが俺の涙を拭う 。

その時JAPANはとても優しい目をしていた 。

まるで仏の様。

とてつもなく吐き気がする 。 俺は席を立ちリビングを出る 。

何も聞こえない

何だか頭がぼーっとする

立とうとした瞬間 、そこで意識が途切れたような気がした 。

親父のことだ。てっきり ｢来客に迷惑をかけないで下さい。｣ って言われるかと思った。