黒執事×我々だ

坊ちゃんが壁の方を向く

セバスチャンさんがため息をつく

セバスチャンさんが俺の頭の上辺りを見る

にこにこしてセバスチャンさんは返事を待つ

この腹黒ぉ！

しかし、どうしようか

承諾したものの、そんな上手いわけではない

リード、ぐらいなら出来るだろうか

大広間に行く

坊ちゃんのリードをする

何回か足を踏まれているが

ほら、また踏まれた

また、踊り出す

此処まで初心者だとその方がいいような気がする

少し休憩をして、また踊り出す

こんなので間に合うのだろうか…

なんとか、ワルツと今回踊るであろう曲を踊れるようになった

さて、といった風にセバスチャンさんは言う

セバスチャンさんは坊ちゃんの着付けをしているそう、

俺は今、エリザベス様の話し相手をしている

そんな話でいいのだろうかという思考が頭をよぎるが気にしない振りをする

目の奥に熱いものを感じる

私はこんなに涙脆かっただろうか

引っ張られて行ったあの場が、

今はもっとも大事な場所になっているなんて

あの頃は夢にも思わなかった

エリザベス様は目を細めて笑っている

貴族ならではの事情があるのだろう

申し訳ございませんでしたorz by主

バイルナ❗️