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#暗め
コメント
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第13話、読み終えました〜。「気づいていない」けど確かに特別、って感じの伊作先輩の心情描写がすごく丁寧で、胸がぎゅっとなりました。訓練中の咄嗟の反応とか、留三郎に指摘されて足を止めるところとか、彼自身がまだ自覚してない「大事」がじんわり伝わって来て…。中庭で○○ちゃんたちの笑い声を聞いてるシーンの柔らかさも好きです。次が気になります!
昼休み。 保健委員会の仕事を終えた僕は、校舎へ戻ろうとしていた。
その途中、中庭から楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
善法寺 伊作
○○
久々知兵助
尾浜勘右衛門
○○
○○ちゃんがそういうと、周りから笑い声が聞こえてくる。 ○○ちゃんも楽しそうに笑っている。 その様子を見て、僕も頬が緩んだ。 最近の○○ちゃんはよく頑張っている。
授業も訓練も真面目に取り組み、後輩たちの面倒も見ている。 一年生だった頃から知っているから、その成長がすごく嬉しかった。
気づけば少しの間、その様子を眺めていた。
食満 留三郎
善法寺 伊作
食満 留三郎
善法寺 伊作
食満 留三郎
意味深な言葉に僕は首を傾げることしか出来なかった。
午後は合同訓練だった。 五年生と六年生が協力して行う実践訓練。 僕は別班だったが、近くで○○ちゃんの様子を見かけた。 仲間と連携しながら課題をこなしている。 動きも判断も以前よりも良くなっていた。 思わず感心する。その時だった。
斜面を駆け下りていた○○ちゃんの足元が大きく崩れた。 小石に足を取られたみたいだ。 その先にはむき出しの木の根がある。 転び方が悪ければ怪我をする。
善法寺 伊作
気づけば走り出していた。 考えるよりも先に身体が動いていた。 ○○ちゃんの腕を掴み、自分の方へ引き寄せた。
○○
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
○○
何度も確認してしまう。 ようやく無事だとわかった時、胸の奥の緊張がゆっくり解けた。
本当に良かった。 心からそう思った。
○○
○○ちゃんが笑う。 その笑顔を見た時、不思議と安心した。 怪我をしていない。 ただそれだけの事なのに、胸が温かくなる。
訓練が終わり、夕方。
帰り道を歩いていると、留三郎が口を開く。
食満 留三郎
善法寺 伊作
食満 留三郎
僕は苦笑する。 確かにそうだった。 ○○ちゃんが転びそうになった時、何も考えられなかった。 ただ助けなければと思った。
食満 留三郎
その言葉に僕は足を止めた。 大事。 胸の中に静かに呟く。 ふと前を見る。 少し離れたところに友達と話しながら歩いている○○ちゃんがいる。 楽しそうに笑っている。 その姿を見ていると自然と安心する。 無事でよかった。 笑っていてよかった。 そう思う自分がいる。 僕は小さく微笑んだ。
善法寺 伊作
まだ気づいていない。 けれど○○ちゃんは、いつの間にか伊作にとって特別な存在になり始めていたのだった。
午後は合同訓練だった。 五年生と六年生が協力して行う実践訓練。
僕は別班だったが、近くで○○ちゃんの様子を見かけた。
仲間と連携しながら課題をこなしている。 動きも以前より良くなっていた。 思わず感心する。 その時だった。
斜面を駆け下りていた○○ちゃんの足元が大きく崩れた。
小石に足を取られたらしい。 その先にはむき出しの木の根がある。 転び方が悪ければ怪我をする。