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#暗め
朝。 僕はいつものように保健委員会の仕事を終え、教室へ向かう。 廊下を歩いていると、五年生の生徒がなにやら話しているのが聞こえてくる。
久々知兵助
尾浜勘右衛門
その言葉に、僕は足を止めた。 熱。
昨日まで普通に訓練していたはずだ。 怪我もしていなかった。 それなのにーー。
善法寺 伊作
気づけば小さく呟いていた。
授業中も、なんだか落ち着かなかった。 昨日は元気そうだった。 無理をしていたのだろうか。 もっと早く気づけなかったのだうろか。 そんな事ばかり考えてしまう。 昼休みになり、僕は保健室へ向かった。
善法寺 伊作
それでも薬草等を整理しながらも考えてしまう。 ちゃんと休めているだろうか。 食事は取れているだろうか。 熱は下がっただろうか。 自分でも不思議だった。 ただの風邪かもしれない。 一日休めば治るかもしれない。 それなのに、胸の奥が妙に落ち着かなかった。
放課後。
善法寺 伊作
保健委員会の仕事を終えた僕は、学園長先生から届け物を頼まれた。 届け先を見て思わず驚く。 ○○ちゃんの部屋だった。
善法寺 伊作
本当は会いたかったのかもしれない。 部屋の前まで行き、静かに声をかける。
善法寺 伊作
返事はない。 が、同じ五年生の兵助が出てきた。
久々知兵助
善法寺 伊作
久々知兵助
その言葉を聞き、僕はそっと方を下ろした。 届け物を渡そうとしたその時。
○○
部屋の奥から小さな咳が聞こえる。 思わず視線を向けると、 布団の中で眠る○○ちゃんが。
顔が少し赤い。 普段の元気な様子とは違って見えた。
善法寺 伊作
久々知兵助
帰り。 自分の部屋へ戻ろうとした時、留三郎が来た。
食満 留三郎
善法寺 伊作
食満 留三郎
僕は軽く苦笑した。
善法寺 伊作
善法寺 伊作
食満 留三郎
確かに、安心した。 ○○ちゃんが元気になる。 それだけでも嬉しいと思った。 昨日までは気づかなかった。 でも少しだけわかる。 ○○ちゃんが笑っていると嬉しい。 元気がないと心配する。 怪我をしたら不安になる。 そんな存在が、自分の中にいると。
善法寺 伊作
ぽつりと漏れた言葉に、留三郎は笑う。
食満 留三郎
善法寺 伊作
僕は少し照れて笑う。 その視線の先には、夕焼け空が広がっていた。 そしてその空の向こうで、○○ちゃんが元気になっていることを願うのだった。
コメント
1件
ああ、もう、伊作くん……めっちゃ可愛いし優しすぎる😭💕 熱で休んでる相手をこんなに気にかけて、しかも顔に出まくってて、留三郎にすぐバレるところがもう……尊すぎて胸がぎゅっとなるよ。 「笑っていると嬉しい」「元気がないと心配」って、伊作くんが自分の気持ちに気づいてく過程がすごく丁寧で、こっちまであったかい気持ちになった。大好きな伊作くんの優しさが詰まった話、ありがとう愛さん🌙🤍