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あるカップルの話
その日はホワイトバレンタインで
街はとても賑やかでした
なな
どこにいるの？
なな
もう待ち合わせ時間すぎてるよー？
こう
ごめん！
こう
今家でた
こう
もう少し待っとって！
なな
もー、わかったよ
なな
雪降ってるんだから
なな
転ばないようにね！
こう
おう！
時は流れ
またホワイトバレンタインの日がきた
こう
ごめんな、
こう
ずっと待たせて。
こう
やっと来れたんだ、
こう
お前雪の日好きだから
こう
どうせなら今日来ようって思ったんだ
なな
こう
あのな、俺あの2年前の今日と同じホワイトバレンタインの日に
こう
してやりたかったことがあったんだ
こう
ん、これ指輪
こう
俺と結婚してください
なな
こう
ほんとごめん。
こう
あの日俺が遅れたりしなければ
こう
お前は。
こう
俺もお前のとこもうすぐ行くからさ
こう
待っててくれよな、
そう言って男性はお墓の前から立ち去っていった
こう
なな。今行くから
こう
なん、で俺
こう
生きてんの
こう
なんで死ねねえんだよ！！！
なな
生きて。
こう
え、？
こう
なな！！
なな
大好きだよ
なな
だから生きて幸せになって欲しい
なな
ずっと見守ってるから
なな
大丈夫だから
なな
恨んでなんかないから
なな
生きて。？
なな
あと、プロポーズ嬉しかったよ
こう
なな。
こう
俺は！
なな
愛してる。
こう
っ！？
こう
なな行くな！
こう
うぅ。なな。
こう
自殺なんてしたらななに合わせる顔ないもんな。
こう
ありがとう。なな
こう
俺生きて生きて生き抜いて
こう
いつかお前にあった時
こう
また俺と恋をしよう。
こう
俺ももちろん
こう
お前のこと愛してる
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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