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主
こんばんにちわー
主
では、どーぞー
梓
静かにしてろ
梓
もうすぐきっとあいつが来る
伊吹
あいつ…？
数分後
部下
社長
部下
集まったようです
赤宮
おぉ、早かったな
赤宮
じゃあ今度こそ脱がせるぞ
おぉー👏
伊吹
やだ！
伊吹
やめて！
伊吹
離してよ！
梓
待ってください！
赤宮
さっきからお前、うるせぇよ
赤宮
ドカッ！
梓
っ！
伊吹
入野！
入野は蹴り飛ばされた
赤宮
伊吹ちゃん、こいつのこと心配してる余裕ある？
赤宮
てか、伊吹ちゃんこいつに騙されてたんだよ？
赤宮
よくそんなに心配できるね
赤宮
ｽｯ…
伊吹
！
伊吹
(やられる！)
伊吹
ギュッ…
思わず目をつぶった
その瞬間
？？
そりゃあ伊吹は優しいからね
赤宮
誰だてめぇ！
カイラ
死神です
赤宮
は？
梓
…やっと来たか
伊吹
カイラ！
梓
遅せぇよ…
梓
バタ…
伊吹
入野！
カイラ
大丈夫
カイラ
気を失っただけだよ
カイラ
お待たせ、伊吹
カイラ
遅くなってごめんね
カイラ
場所の特定に時間かかっちゃってさ
カイラ
てか、泣いてるじゃん
伊吹
…え？
伊吹
ほんとだ…ほっぺ濡れてる…
カイラ
えー、気づいてなかったの？
カイラ
まったくもう
赤宮
おい！
赤宮
呑気に話してんじゃねぇよ
赤宮
あー、もういいわ
赤宮
やめだやめ
赤宮
萎えた
部下
社長？
部下
撮影は…
赤宮
ごめんね伊吹ちゃん
赤宮
○んで？
伊吹
え？
赤宮
バン！
伊吹
グッ…！
伊吹
バタ…
カイラ
伊吹！
カイラ
伊吹！
伊吹
(あれ…真っ暗だ…)
伊吹
(私○ぬのかな…)
伊吹
(まぁいいか)
伊吹
(どうせ2ヶ月前に○ぬ予定だったし)
伊吹
(特に悔いは無いかな)
伊吹
(…でも)
伊吹
(しいて言うなら一つだけ…)
カイラ
○ぬな伊吹！
カイラ
まだ返事を貰ってない！
伊吹
(あぁ)
伊吹
(私)
伊吹
(まだカイラにプロポーズの返事してないや)
伊吹
(伝えなきゃ)
伊吹
(○んじゃダメだ)
伊吹
(でもどうやって？)
伊吹
(心臓を撃ち抜かれた)
伊吹
(即死じゃん…)
カイラ
○ぬな！伊吹！
カイラ
僕の努力を無駄にする気！？
伊吹
(そうだ)
伊吹
(私が今まで生きてこられたのはカイラのおかげだ)
伊吹
(自ら命を捨てようとした私を)
伊吹
(カイラは引き留めてくれた)
伊吹
(2度も私を救ってくれたんだ)
伊吹
(だから耐えなくちゃ)
伊吹
(方法は分からないけど)
伊吹
(でも)
伊吹
(遠のいていく意識を手放したらそれでおしまいな気がする)
伊吹
(耐えよう)
伊吹
(今はそれしかない)
伊吹
(なんとか視覚だけでも…！)
伊吹
〈！〉
伊吹
〈見えた！〉
伊吹
〈これ幽体離脱ってやつなんじゃ…〉
赤宮
はは、無様だな
赤宮
両親と同じように○んでいくなんて
伊吹
〈え？〉
カイラ
どういうことだ
カイラ
伊吹の両親は交通事故で亡くなった
赤宮
それ、ほんとに事故だと思う？
カイラ
まさか…！
赤宮
そう
赤宮
俺が仕組んだんだよ
赤宮
何かの縁なのか、伊吹ちゃんの両親も俺の会社に金借りてたの
赤宮
でも中々返してくれなくてね〜
伊吹
〈そんな…〉
伊吹
〈っ！〉
伊吹
(まずい…なんだこれ)
伊吹
(意識が引っ張られてる…？)
伊吹
(まさか意識までなくなろうとしてる？)
カイラ
お前…っ！
伊吹
〈なんでカイラがそんな顔するの？〉
伊吹
〈カイラは他人なのに〉
伊吹
〈どうしてそんなに〉
怒りに満ちて震えているの？
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