テラーノベル
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都内では、数日前から風邪が流行っていた。マスクをしている人が増え、現場でも「体調管理気をつけてくださいね」という声が何度も飛び交っていた。
そんな中で、目黒蓮は静かに限界に近づいていた。
前日の夜から、身体の節々が重く、寒気が止まらない。布団に入っても、頭がぼんやりして眠れず、何度も咳で目が覚めた。
朝になって、体温計を脇に挟む。 電子音と同時に表示された数字を見て、目黒は一瞬、動きを止めた。
目黒
明らかな発熱。 喉は痛み、声を出すのも少し辛い。
本当なら、連絡を入れて休むべき状態だった。それは、本人が一番分かっていた。
けれど、今日の仕事の内容が頭をよぎる。
⸺それSnowManにやらせて下さい。 ⸺全員揃って初めて成立する企画。
目黒
代わりはいない。 誰か一人でも欠けたら、成立しない。
目黒は洗面所の鏡を見つめる。 目の下にはうっすらクマがあり、顔色も良くない。
それでも、歯を食いしばった。
目黒
咳止め、解熱剤、頭痛薬。 一つずつ手に取り、水で流し込む。
喉を通る感覚すら、どこか遠かった。
スタジオに入ると、いつもの賑やかな空気があった。
目黒
元気な声が飛び交う中、目黒もいつも通り挨拶をする。だが、声はわずかに掠れていた。
ラウール
ラウールが小さく首を傾げる。
佐久間
佐久間も気づく。
佐久間
目黒
そう答えた目黒は、軽く笑ってみせたが、笑顔は少し硬かった。
収録が始まると、普段との違いははっきりしてきた。
立ち位置へ移動するだけで、息が上がる。頭がぼーっとして、カメラの位置を見失いそうになる。
目黒
咳をするたび、胸の奥がズキッと痛む。
阿部
阿部が合間に声をかける。
目黒
そう言うしかなかった。
しかし、スタッフ側からも視線が集まり始まる。
スタッフ
収録は一時ストップした。
椅子に腰を下ろした瞬間、力が抜ける。 背中にじんわりと冷や汗が滲んだ。
視界が狭くなり、音が遠くなる。
目黒
心の中でそう思いながらも、顔には出さないようにひっしだった。
なんとか最後まで収録を終えた。 「お疲れ様でした!」と言う声が響く。
その瞬間、張り詰めていた糸が切れた。
セットから出ようと立ち上がった瞬間、足元がぐらりと揺れる。
目黒
世界が傾く。
ラウール
次の瞬間、目黒はその場に座り込んでいた。
阿部
岩本
何人もの声が一斉に飛ぶ。
目黒
そう言って笑おうとしたが、顔色は明らかに悪かった。
深澤
深澤がすぐに否定する。
岩本が腕を貸そうとした、その時だった。
目黒の身体から、すっと力が抜ける。
目黒
言葉を発する前に、視界が真っ黒になった。
佐久間
意識が戻った時、天井がぼんやり見えた。
楽屋のソファ。 横にはSnowManメンバーが集まっている。
佐久間
ラウール
声が耳に届く。
目黒
喉が焼けるように痛い。 身体を動かそうとした瞬間、胃が大きく揺れた。
目黒
強い吐き気。
渡辺
渡辺が慌てて袋を持ってくる。
目黒は顔を背け、必死に耐えようとしたが、どうしても抑えきれなかった。 しばらくして落ち着くと、ぐったりとソファに沈み込む。
目黒
小さくそう言った目黒に、
深澤
阿部
と、声が重なる。
佐久間がタオルで額を冷やしながら言った。
佐久間
阿部は水を少しずつ飲ませながら、静かに続ける。
阿部
目黒は目を伏せたまま、ポツリと答えた。
目黒
その言葉に、誰もすぐ返事ができなかった。
沈黙を破ったのはラウールだった。
ラウール
ラウール
深澤も続ける。
深澤
目黒の目から、ぽろっと涙が落ちた。
目黒
その後、スタッフと相談し、病院へ行くことが決まった。 誰も「先に帰る」とは言わなかった。
岩本
深澤
車に乗り込む前、目黒はもう一度だけメンバーを見た。
仕事の重さより、 仲間の存在の方が、ずっと大きかった。
そう感じながら、目黒は静かに目を閉じた。
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
もんちっち
コメント
14件

不二家終わっちゃったねぇ😭あのーカウコンのはらめぐやばくなかった?
素のまんまとか消えるかもって考えると悲しいよ 😭 確かに!!Doさん!!!!年1の楽しみな企画!笑笑
リクエストありがとうございました